休むも相場か
昨日のNYダウは-7.85ドル安の24746.21。米アップルのiPhoneXの販売不振観測により半導体や電子部品など電気・機械株が安かった反面で、商品市況が高かったことを好感し資源関連や商社などが買われ指数自体は小幅安にとどまりました。
クリスマス明けとはいえ、海外機関投資家勢は通常、年明けまでは本格的な参入はないと考えられます。
なお、今週から来週にかけて予定されている主要な経済イベントの中では、やはり来週発表されるISM製造業景況指数や雇用統計などに注目が集まるものと思われます。
NYダウ(TFX) 週足 チャート
NYダウの週足は上昇トレンドにあるものの、25,000で上値を抑えられる形で推移しています。
各移動平均線は上から順に短期、中期、長期の順で並んでおり、各移動平均線が上向きとなっていることに加え、チャート形状も上昇三角形(アセンディングトライアングル)となっていることから、今後相場は25,000ドルを上抜けてくる可能性が高いものと考えられます。
NYダウ(TFX) 日足 チャート
一方でNYダウの日足チャートは相場の方向性を示唆する一目均衡表の基準線(青いライン)がやや上向きではあるものの、上昇する転換線(赤い細いライン)を下回り、目先は上値の重い展開となっています。
しかしながら、日足チャートにおいても、200日移動平均線が上向きで一目均衡表の雲が右肩上がりとなっており、遅行スパンも日々線(ローソク足)の上側に位置していることから、上昇トレンドの中におけるスピード調整局面にあると考えられます。
このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。