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十字足で迷っている

先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +141.82 @20,804.82, NASDAQ +28.57 @6,083.70)。ドル円為替レートは111円台半ばでの推移。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,354に対して、下落銘柄数は531となった。騰落レシオは143.76%へ急上昇した。東証1部の売買代金は1兆9224億円。

TOPIX +8 @1,568
日経平均 +88円 @19,678円

米国株高の大幅高を受けて、TOPIXも日経平均も小幅続伸した。ただ、日足は十字足であり、力強い上昇ではなく、迷っている感じである。先週木曜、金曜もトンボであり、上下どちらへ動こうかと迷ったローソク足だった。北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した上に、さらに量産するとの報道が出た。しかし、株式相場はこの悪材料に殆ど無反応だった。先週の下げ局面で空売りを仕掛けた短期筋が利益確定のため急いで買い戻したとみられ、鉄鋼、保険、鉱業、証券など、売られてきた業種の上昇が今日は目立った。ただ、海外情勢の不透明感の根強さのため、積極的な買いは見られず、東証1部の売買代金は約1兆9200億円と約1カ月ぶりの低い水準にとどまった。その結果が十字足である。

米国株の続伸で投資家心理が改善する一方、石油関連株には原油高を好感した買いが入った。OPEC総会を5月25日に控え、5月19日のニューヨーク原油先物は一時50.49ドルと期近物として約1カ月ぶり高値をつけた。
http://chartpark.com/wti.html 主要産油国が協調減産を延長し、原油需給の引き締めに積極的になるとの思惑が強まったからだ。鉄鉱石や非鉄なども連動して上昇した。その結果、国際商品の総合的な値動きを示すロイター・コア・コモディティーCRB指数は5月19日に大幅に反発した。ただ、1バレル50ドルを超えると採算が改善するので米国がシェールオイルを増産するはずであり、原油の需給は緩み、上昇基調が続く可能性は低いのではないか。

現在の日本企業の業績見通しは18年3月期も好調である。全体の売上高は4.1%増、純利益は9.3%増と連続で過去最高益となる見込みである。3月期決算の上場企業のうち、62%が増益予想で、20%が過去最高益を見込んでいる。ただし、想定為替相場は50%の企業が1ドル=110円、22%の企業が105円である。円相場次第ということだろう。


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