三島の描くAOYAMABOCHI

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元祖SHINSHINさんのブログ

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三島の描くAOYAMABOCHI

ハードディスクの空きもあるし、
メモリも4GB積んでて、
CPUがずーっと100%のまんま振り切れるってんだから、
どんだけ重たいスクリプト走らせてるんですかって問題。

まだ、解決できないってオカシイでしょう?
それとも、これって特定の個人に書き込みさせないよう、
いわゆるDOS攻撃でもしてるの?

というわけで、今日もコピペ。

   *

母は汽車の時間までまだ間があるのに、あたふたと朝戸出をする息子を訝ったが、
本田は車をまず青山へ廻らせて、墓地の央をとおる坂道をのぼらせて、
広大な墓地の丁度中央に当るロータリーで下車して、車を待たせ、
道におぼえのある松枝家の墓へいそいだ。
たとえ道を忘れても、松枝家の墓は遠くから際立って見えるほどに巨きいのである。

本田は自動車道を小戻りして、朝日を背に墓間の径へ歩み入った。
ふりかえると、晩秋の朝日は痩せた松の木立から、
力のない光りの手をさしのべている。
尖った石碑、くすんだ常磐木の間を縫ってくるその光りが、
新しい御影石の石塔の光沢をうつろわせている。

   *

★「奔馬」
 三島由紀夫著 新潮文庫 H24.6.30 62刷P.317~318より抜粋

オイラの母方先祖が青山墓地に眠っている。
墓地の中央に走っている坂道は一本しかなく、しかも一方通行だ。

一方通行の入り口には、ずっと前にこのブログで紹介した、
それはそれは見かけが掘っ立て小屋のように汚いのだが、
中に入ると小綺麗になっていて、めっちゃくっちゃ旨いラーメン屋がある。

この坂道を登っていくと、信号のある十文字交差点に当たって、
そこが墓地のど真ん中。
現状では、三島の書いたようなロータリーはないのだが、
車止めのスペースが存在していて、
タクシーの運転手など休憩していたり、
オイラの場合だと、ちょうどそこから先祖の墓が近いのでそこに車を止める。

「自動車道を小戻りして」という表記から、
驚いたことにその方角は、オイラの先祖に墓に向いている。
小戻りし

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あとは、朝日の差す方角を考慮すれば、
本田が進んだ方向がわかるのだが、
地図を調べる気力もないので、こんど墓参したときに調べてみる。

 

「命売ります」で書かれていた茅ヶ崎の拳銃話しとか、
この「奔馬」で出てくる青山墓地の話しとか、
オイラと三島とには、村上春樹などなど現在の作家とは違って、
接点など何にもないのだけれど、
どーにも不思議な気分がする。
なーんか、因縁めいている。

どーだっ春吉君、怖いだろ~。
(オイラは、とっても怖いと感じてる)

 

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2件のコメントがあります
  • イメージ
    元祖SHINSHINさん
    2017/8/20 11:42
    霊障というか、導かれてますよねえ、その話。

    「何々をしよう」と思い立った瞬間、
    それは自分の本当の意思ではないのかもしれません。

    小説をほとんど読まなかったオイラが、
    「1Q84」というタイトルを見た瞬間、
    手に取っていたのと、同じように。

    故・砂澤たまゑさんの書籍を読んでから、
    ますますそんな風に思うようになりました。


  • イメージ

    元祖SHINSHINさん。

     小生の義弟は、鹿児島の閨秀詩人(う~ん、名前が出てこない)、日銀鹿児島支店の娘さんで、「夜の聲」という詩集をあらわし、二十歳で終戦とともに自ら命を絶った人の文芸評論を書こうとしていた。

     ある夏の日、祖母のお盆参りをしょうと唐湊霊園といふ青山墓地ほどではあるまひが、鹿児島市では、一二を争ふ大霊園に出かけたところ、妹が、車の順路を誤り、奥のその車止めのスペースへ迷い込んだ。そこで義弟の目の前にあった墓は、その女流詩人の墓だった。義弟はぞっとしながらも、車を降りて、その墓にお参りした。といふことがありました。

    やっぱり一種の心霊現象?ま、しかし靈があらはれたワケでは、なひのだから、C.Gユングいふところの共時性(シンクロニシティ、意味ある偶然)か。

    また、このゾッとする感覚を、ユングは、ヌミアーゼといってをる。この異次元の世界(霊界)との接触した際に起こる身震い、恐怖心。

    ただSHINちゃんの場合、研究者、愛読者には、ままあることかも。まだ靈障とまでは、感じなひなぁ。

    靈障は、キツイぞ~。体験あり。あまり人には話せませんって。                                          byほんまれいかい(靈ノー者)







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