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クラシックカーバブルもピークを過ぎたか

日本人に「資産」と呼べるものを3つ挙げよといえば、大抵の人は不動産、株、純金あたりを答えて、次に出てきそうなのが美術品といったところではないでしょうか。

以前、これと同じ質問をとある欧州某国に住む知り合いに投げかけたところ、「ワインと楽器と…あとクラシックカーかな…?」と言ってたことがありました。当時は随分ひねくれたことを言うな…と思ったものですが(実際ひねくれた性格の知り合いなので)、彼が言うには「市場で需要と供給のバランスが悪ければ悪いほど資産価値が高い」ということで、ワインやバイオリン、クラシックカーの様に(もちろん美術品もですが)これから未来永劫増える可能性が無いものは資産として最も優れているんだ、ということです。

実際それに目をつけたロンドン家ロスチャイルドのフィリップがボルドーで始めたのがシャトー・ムートン・ロートシルト、パリ家ロスチャイルドのエリーがボルドーで買収したのがシャトー・ラフィット・ロートシルトで、いずれもおいそれとは飲むことのできない高級ワインとして有名ですね。

話がワインに逸れてしまいましたが、クラシックカーも同様に世界中のお金持ちにとって人気の「資産」です。クルマのことはそんなに詳しくないので詳しくは別サイトの記事に譲りますが、ここ数年クラシックカーオークションの落札価格は高騰傾向にあり、数億で落札されるのもわりと珍しくない状況が続いていて、取引金額全体もこの20年で何十倍にも増えているそうです。

特にクラシックカーが資産として優れている点(?)としては、オークション形式での取引が行われるにもかかわらず、金融商品取引法や証券取引法に該当する(通常の商取引以上の)厳しい規制が存在しないため、当局の目を掻い潜ってやりたい放題にできるという点が挙げられます。だから、19世紀の後半や1920年代などにお金持ち達がやっていた手法が未だにわりと通用すると…そんなことばかり言ってたらいい加減怒られそうですが…

ところが、最近どこのオークションでも最低落札価格に達しないで売買不成立になることがワリと増えてる、という声を耳にしました。恐らく原油安と中国バブルの崩壊で、今まで騙されて(?)買っていた人達が少し財布の紐を引き締めたことによるのでしょう。「でも、まだしばらくはバブル状態が続くと思うよ〜」と私の知り合いは言ってましたが、果たしてこれは正しい見通しなのか、希望的観測なのか…


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