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V字回復相場を振り返って

みんかぶの日記は、もうすぐ500回の記念日記になる。


昔、ある会員さんのところにお邪魔して、情報交換しているときがあった。
それを見ていた別の会員さんが、みんかぶで「日記」を書けることを教えてくれた。
「せっかくだから、日記にを書いて見てはどうか」といったメッセージをもらったと思う。


そこから日記はスタートしました。


親戚で日記の貼り付けを手伝ってくれる人がいたので、たくさん日記を出すことができた。
しかし、今は手伝ってくれる人はいないうえ、日記を書く時間もあまりないので、
何度も終わりにしようと思った。


ただ、一部の会員さんから


「日記を読んでいます。」


とのメッセージをもらったので、
「それならば」と思い細々とここまで続けてきた。
(今は自分の勉強のために書いている。)


金融緩和による時間稼ぎの効果は予想以上に長くなると思うので、すぐに起きるような
ことではありませんが、日記に書いてきたようにいずれ金融危機は再来し、厳しい時代が
やってくると考えている。


昔の日記に、日銀は最終的にはお札を印刷するしかないだろう
(正確にはコンピューター上の数字を増やす)と書きました。
日銀の異次元金融緩和により、すでに少しずつ現実になっている。
(前回の日記より)


≪参考記事≫


11月1日(土)日経新聞


識者はこう見る

「日銀が事実上国債引き受け」

河野 龍太郎・BNPパリバ証券チーフエコノミスト


(前略)今回、日銀が決定した長期国債の増額規模は、GPIFの国債資産比率の引き下げで
手放される30兆円と偶然にも合致する。国の借金を中央銀行が引き受ける
「マネタイゼーション」の色彩が強まったといえる。


(日経新聞より引用)


「マネタイゼーション」は財政法5条で原則として禁止されている。
禁止されているのは危険だからです。


多くの日本人は、あまり危機感を持っていない。
「知らぬが仏」なのかもしれない。


日記に書いてきたことの中で、いくつか正しいことが証明されるまで
日記を続けたい気持ちはある。


そして、続けるならば
少しでも投資のヒントになるようなことを書きたい。


・・・


素人のひとりごと日記です。

(すべて正しくは専門家へ)


V字回復相場を振り返って


10月31日、日経平均株価は大きく上昇しました。
日記で、ここからのマーケットの動きは勉強になりますよ~
と書いたと思いますが、そのようになった。


思いつくままに箇条書きで書いてみたい。


●証券会社


少し前、大手証券会社の少しだけ有名な専門家とお話する機会があった。


このように話されたことを覚えている。


「円安は日本にとってプラスですよ~」
「ただし、110円を超える円安になると、確かにマイナス面はでてきますねぇ~」
「110円までは心配しなくて大丈夫です。」(^.^)


と言っていた。


日銀の追加金融緩和もあり、楽観的な証券会社の専門家から見ても
大丈夫ではない水準まで円安になっている。
極端に円安がすすむと、マイナス面が表面化してくるので、注意したい。
将来、円安株高を基本としたヘッジファンドのプログラムが修正される可能性もある。


●素人のマーケットメモ⑪のコメント欄


日経平均先物価格が14,400円のとき、12月限コール(オプション)のことを書いた。
そして、前回の日記で、利食いの欲求をおさえて長く持つといいですよ~
と書いたつもり。


結果、11月限のコールの方がリターンよかったので、予想は外れたかもしれません。
しかし、あの局面では12月限コール買いの方が負けないと判断した。
(勝つことより、負けないことを優先している。)

(日銀の追加金融緩和があったので、状況はまた変わっている)


結果、11月限のコールの方が安く買えて、かつリターンもよかったので
11月限の選択の方が正しかったことになる。ただ、それは結果論で
12月限コールを推奨するのが正しい判断だったと今でも思う。


●わかること


今回のダイナミックな相場で、先物とコールオプションの売り方、信用の売り方で、
17日に追証が発生した投資家はたくさんいる。
火曜日や水曜日の昼に入金できない人は、証券会社が強制決済で成り行き買いする。
株が上がるかどうかはわかなくても、これはわかる。


ヘッジファンドは、わかっているので、日経平均先物価格はすでに上昇している。


●板を見る


今回のような日経平均が急騰するような相場、反対に暴落するような相場では
どこまで上がるのか、どこまで下がるのかと不安になってしまうことがある。
そのとき参考になる一つが、オプションの板になる。


今回のケースのように、オプションの売り板が無くなるとか、とんでもない高い売り注文
しか入らなくなれば、最初は予想もできないような高値に一挙にたどりつくことがある。


逆に暴落するときは、オプションの買い板が入らなくなる。
個別銘柄の板で見るよりも、オプションの板を見た方がわかりやすい。
(すべて個人的な考え)


●相場の恐ろしさ


投資をする場合、自分の予想と反対に動いた場合のことを考える。
ロスカットラインなどを決めて、リスク管理をして投資をする。


しかし、ヘッジファンドのロボット取引により、今回のような急騰、急落が起こりやすい。
日経平均株価で1,000円くらいならば、すぐに飛んでしまうので、今まで以上に厳しい
リスク管理が必要だと感じた。


一番効果的なリスク管理は、余裕資金で投資をすること。
当たり前のことですが、十分に余裕(資金力)を持って投資をしたい。


●心構え


儲けよう儲けようと思い、儲かってもいないのに「捕らぬ狸の皮算用」をすると
その反対の厳しい現実が待っていることがある。


投資は儲けるためにするのではなく、
自分の資産を守るためといった大きな目的がある。


無理をしなければ、成功する確率は高くなる。
本来、人間は一所懸命働いてお金を稼ぐのが美しいと思う。


「楽してお金を儲けようとすると貧乏になるよ~」


と先人に教えてもらった。


投資には、よき心構えも大切だと思う。


●日経新聞


日経新聞のマーケット欄は、投資家の参考になる記事が増えてきた。


日記に書いたように、足元の上昇相場は、専門家ではなく、
日経新聞に登場した名もなき投資行動分析の達人予想が的中した。
「達人」が登場したときには、注目してその記事を読みたいと思う。


●ニュースの嘘を見抜く


NYダウは史上最高値を記録した。


あれ (・・?


先日までのダウの急落は何だったのかといった感じ。


ニュースでは、ヨーロッパ中心とした世界景気の減速やエボラ出血熱がどうのこうのと。
「10月に入って世界同時株安になりました~」と説明していた。


しかし、同じ10月のうちに株価はV字回復。
おまけにダウは下落した値幅以上を取り返して史上最高値を記録!
日銀の追加金融緩和まで飛び出した。


しかし、この2つの懸念だけを考えても何も払拭されていない。
2つのニュースと株価とは関係なかったことがわかる。


つまり、ニュースは嘘!


売り仕掛けと買い仕掛けをしているヘッジファンドが上手に情報を利用しているだけ。
これくらいの嘘は見抜かないと凡百の専門家と同じになってしまう。


投資家は、評論家や専門家と違う。
嘘を見抜く力がないと大きな痛手を受けることになる。


ただ、再びエボラ出血熱を材料に仕掛けてくることも考えられるので
エボラ出血熱のヘッジ銘柄として、みんかぶで「富士フイルム」を買い予想している。


昔、「富山化学」の買い予想をしたことがある。


なつかしい・・・


●デリバティブ(金融派生商品)の醍醐味


10月16日の夜、日記のコメント欄を書いた前後のとき
11月限月15,500円コールの値段を見ると安値7.5万円をつけていた。
それが見ると、153万円になっている。20倍


12月限月の16,000円コールの値段は9.5万円だった。
見ると118万円になっている。12.4倍


今回の株価急騰で、高級車一台分くらい稼いだ投資家もいると思う。


正確に相場を予測できる人がいれば、大きなリターンをゲットすることができる。
デリバティブのことを知らない人に10万円の元手で150万円儲けたなどと言うと
変な人扱いにされてしまう。
(もっとも、本当に儲けている人は黙っていることが多い。)


ただ、大きなリターンを得ることができる魅力はありますが、使い方を間違えると
ヒドイ目にあう。デリバティブを利用するには、知識だけではなくメンタルトレーニングも

必要になる。


上手に利用すれば、リスクをヘッジすることもできるし(長期投資家はこれが多い)、
元資金を何倍にもすることもできる。


デリバティブの醍醐味になる。


ただ、オプションの場合は、予想の反対に株価が動くと、時間価値と本質的価値の
両方ダブルでマイナスになるので、精神的にはよくない。


下手に利用すると、先程の10万円の元手はゼロになる。

(オプション買いのリスクは限定的なので、リスク管理はしやすい。)


使い方には十分注意してほしい。


●ヘッジファンド


マーケットは、ヘッジファンドの動向を理解しないと多くの専門家と一緒で
さっぱりわからない人になります。


今回のV字回復相場で、ヘッジファンド全体では今年4回目の損失になっている。


HFRヘッジファンドインデックス


ディストレスト指数
(何かの記事で見ました。最近上手くいっていない。)
イベント分析指数
グローバル・ヘッジファンド指数
バランス型指数


すべてマイナスになっている。
(ヘッジファンドも大変です。)
(そこに年金・銀行・保険会社・証券自己・事業法人が一部預けて運用しているので、
 他人ごとではない)


日本の機関投資家は、ロングオンリーが多いが、ヘッジファンドは、ロング&ショートと
自由自在にポジションを取る。


「プロ中のプロ集団」のヘッジファンドでも、全体としては勝てない。


今回の反転上昇相場で、売りポジションを積み上げていたヘッジファンドがあった。
膨大な空売りがあったため、踏み上げ相場は強烈だった。
日銀の追加金融緩和で、戦略を変更したところが多いと思う。


ヘッジファンドの中でも、勝ち組と負け組がいる。
今回の上昇相場で利益を得た投資家は、多分に負け組ヘッジファンドのお蔭だったりする。


個人投資家が、プロのヘッジファンドに勝つためには時間軸を利用すること。


個人には、決算はない。


この武器を最大限に利用したい。


●FP友達からの紹介


独立系のFPの方に親しい人が何人かいる。


テクニカル分析などを得意とするFPの方から、ネット上で参考にしているブロガーを
何人か教えてもらった。有料情報も提供されている方も多いのでプロだと思う。


今回の10月相場、その方たちの相場予想が当たるのかどうか参考までに見たのですが
あまり当たっていなかった・・・


逆にこの通り投資をしたら大損しているなぁ~
というようなテクニカルや需給分析のプロもいらっしゃった。
(相場を的中させるのは、難しい。そのことを再認識した。)


10月20日からの戻り相場の途中で


「戻り売りのチャンス!」などとアドバイスしている人もいた。


「え~」と驚いた・・・


今回紹介してもらったFPの方は投資でなかなか思うように成果を出せずにいる。


「なるほど・・・」


と思った。


もちろん実力のあるネット上のプロはいると思いますが、少ないのでしょう。


情報を選別する力は、ますます必要になると感じた。


・・・


日銀の追加金融緩和については予想できなかった。
もし、わたしが売り方だったならば、警戒はしていたと思う。
買い方だったので、自分の予想と反対に向かう材料を警戒していた。


目先、11月6日のECB理事会が注目されている。
中央銀行の金融政策に注目が集まっている間はよいかもしれません。
ただ、世界のリスク要因に目を向けると不安材料はたくさんある。
引き続き慎重に投資をしたい。


10月相場で学んだことを今後の投資に生かしたいと思う。




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1件のコメントがあります
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    こんばんは。

    久しぶりに、はるるっぴさんの日記を見ました。


    そうですよね。個人がプロに勝てるのは、「時間軸」だと私も思います。


    個人の能力は、素人でもプロ並みの人がいたり、プロと言われる職業に就いていても、その会社の方針やチームのリーダーの考え方を、一番に考えてしか行動をしなかったり、いろいろなんだと思っています。


    平均では職業プロの方の方が、リスクヘッジも含め、優れた成績を残されていると思いますが、個人レベルでも尊敬すべき方々はいると思っています。「時間軸」を上手に、投機ではなく、しっかりとした投資の視点で運用されている方々ですね。


    現在の株式市場についてですが、黒田日銀総裁が先週の時点で、第二砲を撃ってくるとは、正直、思っていませんでした。効果も考えると、タイミングとしては十分にあり得たのですが、日本の物価が2%近く上昇しかかっていたため、まだ日銀としては「様子見」なのかなと思っていました。

    それに、日経平均で前回高値の16300円付近に到達後、再度の下げがあって、安倍総理と黒田総裁が同時に危機感を持って動くのかなと、勝手なシナリオを想定していたため、16300円に向かって上昇する中で、一旦は現金化していくこととしていました。


    一気に、前提が変わったので、短期的に18000円近くまでの上昇の可能性も出てきましたが、私としては、ジタバタと追随買いせずに、次の下落相場を待つことにしようかなと思っています。個人はプロとは異なる時間軸で、「待つ」こともできますので、市場の動向に一喜一憂しなくても、というところです。


    自分のシナリオを点検して、前提が変わったところは、素直に修正すべきですが、表面上の数字だけを見て判断するのは避けたいところです。


    企業価値(株価)は利益が出て、かつその方向が増益の方向でないと株価の上昇は期待できませんが、米国企業の増益率は今年は6-8%程度ですから、NY市場の上値もそんなに余裕はないと思えます。


    ロシア経済が落ち込んできている中、ドイツも苦しくなり、EUは危機モードを脱出しても成長路線へのかじ取りは難しいですし、中国の経済も楽観視はできないため状態と認識しています。

    米国が好調とは言っても、米国一本足だけでは、日本企業の増益率も、2015年が2014年よりもさらに増益率が拡大するとは考え難いと思えます。


    そんな中、一番の支援は「円安」という事になっているが実態ではないかと思っています。なので、円安が進行している間は、そのサポートを受けて、一旦、高値を取りに行き、円安が一服したら、その後は高値圏をしばしうろうろして、下げることになるのではないかと考えています。

    そして、市場の下げ過ぎを狙って、「割安株」をゲットしたいと考えています。それまでは、暫しの「待ち」時間、です。



    はるるっぴさんの、今回の日記のように、少しロングスパンで振り返って頂くと、「自己点検」のヒントになります。


    日記を楽しみにしている一人ですので、今後も宜しくお願いします。

    (SPE)

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