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GPIFと長期投資タイプの運用会社

元証券マンで現在独立して投資関係の仕事をされている方とお話をした。


現役時代から、株が好きだったので、天職だと思って仕事をされてきたらしい。
自分で株式運用したいこともあって独立され、現在は、投資アドバイスや投資の講習など
投資関係の仕事をされている。


個別銘柄分析が得意で、実際の投資も個別銘柄の長期投資を中心にされている。
具体的に推奨されている個別銘柄も聞きましたが、主に小型株だった。


独立されてから、株式の勉強会を有料で開催されている。
その方を知る人は、「的中率が高い」と評価されていた。


アベノミクス前の日本株が低迷しているとき、その方の株式の勉強会には
出席者がほとんどいなかったらしい。2人とか3人とか・・・
最近では、小さな会場のようですが、参加者が一杯になるくらいの盛況らしい。


「株式の勉強会を開催して参加者が一杯のときは、株価は高値圏にあるので
 注意するようにしている。」
「本当のチャンスは、参加者が2~3人のときですけどね。」


と話してくれた。


同じような話を昔、証券会社の方から聞いたことがある。


「株式セミナーを開催して会場がガラガラのときが、本当はチャンスです。」
「素人でも投資チャンスを見つける一番簡単な方法です。」
「逆に株式セミナーを開催して会場が満席で、補助席まで一杯の時は注意してください・・・」


チャンスがあれば、証券会社の株式セミナーの参加者だけでも見に行きたい。


・・・


素人のひとりごと日記です。

(すべて正しくは専門家へ)


ある大手企業の年金基金の運用担当者とたまに飲みに行くことがある。
年金基金の方なので、債券にくわしい。債券の話をよく聞かせてもらえる。


日本株式と関係する運用会社については、タイヨウ・ファンドの話を聞いた。
その方は、タイヨウ・ファンドの運用姿勢や銘柄選択の実力を評価されていた。


「タイヨウ・ファンド、あそこは、なかなかいいよ~」(・。・)


と言われる。


毎日のように、たくさんの運用会社が説明や勧誘にこられる中で
タイヨウ・ファンドはインパクトがあるらしい。


わたしの日記に書いた個別銘柄の


ナブテスコ(6268)
アズワン(7476)


などの株式も大量に保有している。


タイヨウ・ファンドの企業情報を見ると


投資先企業は、企業価値に比べて割安な株価となっている、競争力のあるコア事業を持ち

TAIYOの助言を受け入れる有能な経営者がいる中小規模の企業。
(中略)
投資を行う前に5~6回程度経営者と面談した上で投資を行う。各投資先企業に担当者を配置し、

工場にも必ず足を運ぶこと等で投資先企業を理解し信頼関係を築き、適切な助言を行うことに

重きを置いている。


などとある。


タイヨウ・ファンドは、現在では年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の
国内株式運用を請け負うまでにその存在感を高めている運用会社になっている。


GPIFの投資先銘柄を予想するヒントになるかもしれない。


大量保有を報告した銘柄一覧を見ると


4751 サイバーエージェント
6146 ディスコ
7732 トプコン


7944 ローランド
8628 松井証券
8508 Jトラスト


6856 堀場製作所
7915 日本写真印刷
6728 アルバック


9793 ダイセキ
7988 ニフコ
6789 ローランド.ディー.ジー


7476 アズワン
4544 みらかホールディングス
6268 ナブテスコ


などがある。


ナブテスコ、アズワンの他にも


6728アルバック、7915日本写真印刷


などの銘柄は調べたことがある。


世界金融危機が表面化する前、証券会社の人がスティール・パートナーズの保有銘柄に
注目しなさいと言っているときがあった。


スティール・パートナーズは敵対的、タイヨウ・ファンドは友好的提案型株主なので
同じアクティビスト・ヘッジファンドでもタイプは全く違う。


以下、ブルームバーグの記事より


タイヨウ社のブライアン・ヘイウッド最高経営責任者(CEO)は、インタビューで、
「日本の投資家は1年半から2年ほど前までは、われわれに近づこうとしなかった。

アクティビストに対する警戒感が非常に強かった」と指摘した。

しかし、その後は「突如として国内投資家の関心の的となった」と言い、「TOPIXを指標と

する受け身の運用だけでは求められるリターンを満たせなくなってきたからだ」と語った。


(中略)


GPIFが3月10日に開いた運用委員会では、企業と経営戦略などを話し合いながら投資を進める

エンゲージメント型(対話を重視する)ファンドの採用候補について業績を高く評価する声が

上がった。


(ブルームバーグのタイヨウ・ファンドについて、昔の記事より引用)


GPIFが実際に運用を委託する長期投資タイプの運用会社の運用方針、保有銘柄をチェックすると

銘柄選択のヒントがあるかもしれない。(^^)


・・・


先週のマーケットで、短期的なチャンスがあった。


11月6日(木)のお昼頃、ドル円が115円に乗せたことで、普通の個人投資家の
投資マインドは「行け行けドンドン」になっていると感じた。
普通の専門家も強気になってきた。


株価の急落局面で弱気だった専門家たちも強気になっていた。どうしてか?
理由は簡単。株価が上がったから。それだけ。


みんなが行け行けムードになっているときは、短期的に調整下落する可能性が高い。
打診売りをしてもよい局面だった。
その後、あっという間に(日経平均株価は)300円以上も下落した。


下落の仕方から、ヘッジファンドのロボットが売り仕掛けしてきたと思う。
ロボットは、よく見ている。


証券会社のセミナーに参加者がほとんどいない局面は長期買いを考える。
逆に、先週の相場であったように、為替が一挙に115円を突破して個人投資が
「行け行けドンドン」になっているようなときは、短期売りを考えるタイミング。
(もちろん、そこだけで判断できない。)


短期投資に強い人は、あの局面は、短期売りのポジションで取れたと思う。


株式投資をするとき、日本株を見ているだけではわからないことが多い。
常に世界のマーケットをチェックするようにしたい。


特に日本株式市場はプロ投資家が多いので、とても難易度が高い。
以前日記で書いたように、4人に3人はプロのイメージ。
麻雀にたとえると、相手はすべてプロの雀士。簡単には勝てません。
(「われこそはプロなり~」と自信のある人以外に長期投資をおすすめする理由の一つ)


その点、アメリカや韓国は、先物オプション市場で個人投資家のシェアが高い。

先物オプションのデリバティブの世界では、個人投資家という負ける人が多いところに
行けば、勝てる可能性は高くなる。
(個人投資家:実力のある個人投資家は除く)


アメリカや韓国の方が、ヘッジファンドのカモになりやすい個人投資家が多いので
ヘッジファンドの動きを読むヒントが得やすい。


韓国株のようなボラティティが大きいマーケットでもオプションの売り方はいる。
「よく売れるなぁ~」と思ったりする。売り方に個人投資家もいるのだろう。


また、世界のマーケットの中心はアメリカになるので
アメリカのマーケット動向は見落とせない。


アメリカ株にも個人の空売りがたくさん入るとNYダウは上昇しやすくなる。


短期のマーケットの動きを理解できれば、長期投資の成功する確率は高くなる。
先物オプションの動きがわかってくれば、長期投資の成功する確率は高くなる。


書くのは簡単ですが、実行するのは難しい・・・(-_-;)


最初に書いた元証券マンの方は、長期投資と短期投資の両方をされている。
短期でも論理的に分析して慎重に投資しているので、短期投機ではなく

短期投資と言っていた。


日銀は追加金融緩和で未踏の領域にさらに踏み込んでいる。
(田中 宇氏の国際ニュース解説「米国と心中したい日本のQE拡大」にわかりやすい解説あり)
長期投資家もバージョンアップしないと対応できないかもしれない。


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買い予想 3銘柄
売り予想 3銘柄


中立を継続したい。



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