「宮染め」で夏クールに 職員用シャツ好評で市販

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

arama-さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ1991件目 / 全2962件次へ »
ブログ

「宮染め」で夏クールに 職員用シャツ好評で市販

 

 匠(たくみ)の技に身を包み、今夏をクールに過ごす。栃木県宇都宮市職員の有志が立案した地元の伝統工芸「宮染め」で仕上げたシャツが、市内の百貨店で受注販売されている。昨夏、節電対策として市職員用に考案された商品を、市民からの要望を受け市販し、人気を呼んでいる。(磯谷佳宏)

 宮染めは江戸時代、県特産の真岡木綿の染色職人が、今の宇都宮市内の田川沿いに移り住んだのが始まりとされる。藍などの染料を下から吸い取って染める「注染(ちゅうせん)」と呼ばれる技法などで仕上げ、主に浴衣や手ぬぐいなどになる。

 シャツは、草花の柄を施した鮮やかな赤色、落ち着いた色彩のグレー、ベージュに加え、市のマスコットキャラクター「ミヤリー」をはじめ地元を象徴するギョーザやカクテルなどがデザインされた青色の四種類。赤と青色は綿100%素材で、グレーとベージュには麻も入っており、より清涼感を味わえる。

 きっかけは、昨年の東京電力福島第一原発事故による電力不足だった。市にクールビズへの一層の対応が求められる中、市職員十一人が、自主研究グループ「MiyaBiz(ミヤビズ)」を結成。「Tシャツやポロシャツは、どこでもやっている。伝統ある『宮染め』でウエアを作れないか」と明治創業の中川染工場(同市錦一)に製作を依頼した。

 昨夏は、四百着を市職員に限定販売。一方で、着用している市職員を見た市民から購入を求める声が相次ぎ、今年は一般にも販売することを決めた。

 グループの半田正道代表は「宮染めシャツは、着てみて初めて涼しさを実感できる。ぜひ試してもらい、宇都宮の伝統品の素晴らしさを再認識してほしい」と話している。

 二十日まで、宇都宮市宮園町の東武宇都宮百貨店で、注文を受け付けている。サイズは男女別でMとLの計四種類。綿タイプは八千八百二十円、麻入りは九千八百七十円。問い合わせは同百貨店=電028(651)5517=へ。

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。

ネット証券比較

みんかぶおすすめ