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今年の反省

みんかぶに登録して1年が過ぎたので、今年の自分の取引を振り返ってみたい。

2011年4月5日の日記によると、私はその頃バリュー(価値)とグロース(成長)をどう扱うかについて悩んでいたようである。

 

バリューとグロースどちらに重きを置いたほうが投資成績がよくなるのか、自分自身の実感としてまだわかっていなかったように思う。

 

この疑問は後に解決した。ウォーレン・バフェット曰く「成長は価値の一側面に過ぎない」。

その企業が成長していようがいまいが、支払う金額に対して有為に大きな価値を持っているかという点が重要なのだという結論に達した。

 

過去の予想銘柄では、そうした考えが曖昧な部分があったため、予想の基準が明確でなかったことによって過度に企業の成長性を高く評価しすぎる場合があった。

 

現在予想中の42銘柄のうち、長期的に保有することを前提にしたものは23銘柄ある。

そのうち私の方法で本質価値が予想時の価格の何倍であるかを計算し、

その倍率をベンジャミン・グレアムやバフェットが言うところの「安全率」として、

ぞれぞれのパフォーマンスを比較してみた。

 

倍率の大小によってそれぞれ銘柄を大きい方からA、B、C群として、群ごとのパフォーマンスの平均を比較した。

まず、倍率が低い(予想価格の1~1.9倍)C群は以下のようになる。

 


  銘柄名     パフォーマンス   本質価値(倍) 
1 くら       -23.59%       1 
2 ソフトバンク   -15.58%       1.4 
3 ハイデ日高     -7.83%       1.5 
4 王将フード     3.32%       1.5 
5 任天堂      -42.66%       1.5 
6 ネクスト     -53.44%       1.6 
7 ひらまつ     34.32%        1.7 
8 COTA      6.07%       1.9
9 ニトリHD    11.52%       1.9 

 平均値

-9.76%

次に倍率が中程度(2.1~3.8)のB群

  銘柄名     パフォーマンス   本質価値(倍)
10 大研医器      1.14%       2.1
11 プロトコーポ   -21.65%       2.2
12 ぐるなび     -15.57%       2.8
13 ザッパラス    -27.82%       2.8
14 ファンコミ    -16.26%       3
24 ノバレーゼ    -8.77%       3.3
15 eBASE    25.80%       3.4
16 トリドール    35.46%       3.8
 平均値 

-3.46%

 

最後に倍率が高い(5.4~9.2)のC群

 

  銘柄名     パフォーマンス   本質価値(倍)

17 グリー       12.52%      5.4
18 カカクコム     10.73%      5.8
19 シンプレクス    -25.84%      6.4
20 ABCマート    16.89%      6.4
21 ポイント       2.61%      7
22 ディーエヌエー   -4.78%      7.4
23 M−COOK     8.57%      9.2

平均値

7.02%

 

いずれも11月7日の終値で計算した。23銘柄全体のパフォーマンスの平均値は-3.95%であった。

こうしてみると本質価値に対して安い価格で購入した銘柄群の方が良いパフォーマンスであることがわかる。

ウォーレン・バフェットは株式購入において、永続的競争優位性を持っていることと別に2つの基準を挙げている。

「自分が理解でき、評価可能なビジネスであること」と「本質価値に対して安全な価格で購入出来ること」の2つである。

 

安全率という概念を理解しているつもりではあったが実際の自分の投資手法の中で重視するウェートが軽すぎたように思う。安全率の概念は当然バフェット関連の書籍から理解していたが、特に本質価値に対して価格が安いとは言えない銘柄を予想したときには、安全率を他の概念と同列に置いていたため、

本質価値以上の価格に対して手を出すことはなかったものの、それは決して安全とは言えない投資であったように思う。

 

ちなみにバフェットは、年間投資収益率20%以上のものを買うと言われている。

今回の本質価値の計算は10年間の保有を前提としており、年間20%複利で運用するとおよそ5倍になる銘柄、つまり本質価値が購入価格の5倍以上である銘柄がバフェットの基準を満たしていることになる。今回の場合ではA群が該当する。

 

実際にはこの他に企業のビジネスの優位性を検討したり、運用資産の配分を考えたりしなければならないためトータルのパフォーマンスとしては今回のA群の結果とは異なってくるが、少なくとも長期運用のパフォーマンスは向上させることができるはずである。

 

次回は長期運用以外の銘柄、裁定取引的な発想によって行った運用方法の結果について改善点を検討していきたいと思う。

 

 


 

 

 

 

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2件のコメントがあります
  • イメージ
    NERU8さん
    2011/11/12 10:00

    梅子さん。

    日記にまとめると自分の考えを確かめることにもつながるので、

    できるだけやろうと思っているのですが、なかなか手が出ません。

     

    読んで頂けるのはモチベーションが上がるのでありがたいです。

  • イメージ
    梅子さん
    2011/11/12 09:48

    おはようございます。

     

    バレットの勧められた本は、軽く目を通したていどで、難しくて

    辞めてしまってます。

     

    私が、興味を、持ったのは、その、企業の株価がどこを目指してるかと

    言うことでした。

     

    NERU8さん見たいにしっかり、理論ずけることは、自信につながると

    思い、勉強しようと思いましたが、今のとこ進んでいません。

     

    NERU8さん

     

    の日記たのしみにしてますので、

    どんどん、銘柄に関して乗せてほしいと思います。

     

     

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