横浜77さんのブログ
株は底入れ、円高はこれから、か。
株価は日米とも、8月9日に目先の底入れ(N225=8650円、NYダウ=1060ドル、場中)、
夏いっぱいは上昇傾向が続くのではないでしょうか。
注目は、ドル安の方でしょう。
3月の1ドル=76円に近付いたところで市場介入がありましたが、
わずか3-4日で効果が消えました。
当局の市場介入の効果が乏しいことは、多くの指摘があり(W.バフェットほか)、
実情にも合っていますが、3-4日で効果消滅の例は珍しいでしょう。
よほど「地合い」が悪いとみるほかなく、この分では、
もう一段下げ、「70円あるいは70円割れ」を想定するほかありません。
まだ「底入れ」特有の活況は実現していません。
もう一つ要注意は、為替相場は、
短期では(為替の短期は数週間から数ヶ月)実態と離れますが、
中長期では、実体経済を反映することです。
つまり、いずれは円安傾向に反転すること、それも今度は長期傾向になると予想されることです。
これまで日本経済は、「円高」の都度、それに適応してきましたが、
過去40年の適応力も限度に近づいた、と予想されるからです。