東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1300に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、輸送用機器、建設、繊維製品、小売など26業種が上昇。一方、情報通信、非鉄金属、銀行、証券商品先物など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>が堅調だった半面、ソフトバンクG、アドバンテス<6857>、コナミG<9766>が軟調だった。
ソフトバンクGの下落率は一時10%を超え、日経平均に与えるインパクトは500円を超える場面もあった。同社の急落を受けて先物市場でも売り仕掛け的な動きが強まったようである。ただし、同社以外は堅調な値動きをみせており、人工知能(AI)関連株を中心に利益確定の売りが入る一方で、相対的に出遅れていた内需系などに資金が向かうなど、高市政権に対する期待感からの買い意欲の強さが窺えた。また、きょうは国内大手運用会社による投信の設定があり、割安株中心のポートフォリオとみられ、自動車や商社といったバリュー株には値を上げる銘柄が目立ったとの見方もあった。
きょうの相場はソフトバンクGの急落の影響であり、直近の上昇ピッチは速かったものの、相場全体では含み益を得ている投資家が多いとされ、依然としてリスク選好に変化はないとの見方もできる。AI関連株からバリュー株に物色の矛先が切り替わる兆しが見え始めており、循環物色が続くのか注目されるところだ。
<CS>
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