シカゴ先物にサヤ寄せする格好から21500円を下回って始まると、その後もじりじりと下げ幅を広げ、前場半ばには一時21380.55円と心理的な支持線となる75日線や25日線を割り込む局面もみられている。ただ、後場は日銀のETF買い入れなどの需給要因もあってか、大引けにかけてはやや下げ幅を縮める格好となり、終値では25日線、75日線を上回って取引を終えた。
東証1部の騰落銘柄は、値下り数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、精密機器、証券、情報通信、小売、空運、金属製品、鉄鋼、海運が冴えない。半面、繊維、鉱業、機械、倉庫運輸、非鉄金属、陸運がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>が重石となる一方で、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、KDDI<9433>がしっかりだった。
日経平均は終値では25日線や75日線を上回っており、一先ず支持線として意識された格好である。ただし、外部環境の不透明要因等から、売買代金は11営業日連続で2兆円を下回る状況が続いており、自律反発も期待しづらい需給状況であろう。とは言え、ポジションがロングに傾いているとは考えづらく、下にもトレンドは出難いところである。薄商いの中をファンド等によるシステムトレード的な商いが中心とみられており、方向感は掴みづらいところである。
また、安川電<6506>が底堅い値動きをみせており、結果的には決算でアク抜けといった動きではある。ただし、出来高はそれ程膨らんでおらず、見極めが必要であろう。また、決算を手掛かりとした個別での物色が目立っているが、買い一巡後には急速に値を消すなど資金の逃げ足も速く、短期筋の値幅取り狙いの売買も手掛けづらさが窺える。とは言え、機関投資家による主力銘柄への資金流入は期待しづらく、流動性のある中小型株のほか、低位材料株等への選別物色の動きに向かわせよう。
<CN>
この銘柄の最新ニュース
SBGのニュース一覧- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、信越化とファーストリテの2銘柄で約74円押し上げ 2024/05/20
- 【↑】日経平均 大引け| 反発、NYダウ4万ドル乗せでリスクオンの買い優勢 (5月20日) 2024/05/20
- 海外勢の買いへの思惑からリスク選好ムードが強まる【クロージング】 2024/05/20
- 日経平均は反発、先物主導の買いで4月15日以来の39000円台乗せ 2024/05/20
- 日経平均20日大引け=反発、282円高の3万9069円 2024/05/20
マーケットニュース
ソフトバンクグループの取引履歴を振り返りませんか?
ソフトバンクグループの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。