東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、空運、石油石炭。不動産、化学、輸送用機器など24業種が上昇。一方、非鉄金属、建設、金属製品、情報通信、サービスなど9業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、信越化<4063>、ファナック<6954>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、NRI<4307>、ネクソン<3659>、レーザーテック<6920>、ベイカレント<6532>が軟調だった。
前日の取引終了後に好決算を発表した日立<6501>や富士通<6702>、マキタ<6586>などを中心に買われた。また、円相場がじりじりと円安方向に振れていることも投資家心理を上向かせる要因につながった。しかし、前場終盤に複数の海外メディアが「トランプ政権、ウォーシュ氏をFRB議長に指名する準備」と伝えた。ウォーシュ氏はタカ派的とされるだけに、初期反応としては売りが優勢となり、日経平均は前引けにかけて下げ幅を拡大させた。後場に入ると、再びプラスに転じたものの、時間外取引でナスダック100先物が軟調に推移しているため、半導体など値がさ株が軟調で上値を重くしていた。
個人投資家などは決算を材料にした売り買いは活発なほか、日本株の先高期待も根強いだけに、相場の地合いは悪くないとの見方が大半だ。ただ、来週も国内では京セラ<6971>や村田製<6981>、東エレク<8035>、イビデン<4062>などのハイテク株や丸紅<8002>や住友商<8053>の商社株など主要企業の決算発表が予定されている。米国でもアルファベットやAMD、アームHD、アマゾン・ドット・コムなどの決算発表が控える。これらを確認しながらの動きとなりそうで、選別色が一段と強まる展開となりそうだ。
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