東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1100に達し、全体の7割近くを占めた。セクター別では、33業種すべてが下落し、医薬品、保険、銀行、精密機器、輸送用機器の下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ベイカレント<6532>、イオン<8267>、日製鋼<5631>、メルカリ<4385>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、ソニーG<6758>、中外薬<4519>が軟調だった。
トランプ大統領が中国に課した追加関税は計145%で、米中貿易摩擦の激化に対する懸念から、前日の米国市場では主要株価指数が大幅安となり、東京市場にも売りが波及した。また、円相場も半年ぶりに円高水準に達しているため、輸出採算の悪化から自動車など輸出関連株が売られた。また、米国では多くの企業が合併計画を保留にすることが想定されるとして投資銀行業界では人員削減が活発化するとの見方から米金融株が下落。これを受けて、メガバンクなど国内大手金融株にも値を消す銘柄が目立ち、日経平均の下げ幅は一時2000円に迫る場面があった。
日経平均は連日、4桁の上昇と下落を繰り返すなど不安定な動きが続いている。関税政策を巡り、米国と中国は報復合戦となっており、その影響は軽視できないだけに、今後も警戒は必要だろう。それ以外の国については、関税の一時停止期間中にどれだけ交渉が進むのかが焦点で、交渉動向にも引き続き注目されるだろう。
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