大引けの日経平均は前週末比314.37円高の23178.10円となった。23000円台を回復するのは2月21日以来、およそ3カ月半ぶり。東証1部の売買高は17億0307万株、売買代金は2兆8712億円だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、銀行業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、精密機器、その他製品、医薬品の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は24%となった。
個別では、米長期金利の上昇により三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株が揃って4%以上の上昇。リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、日産自<7201>なども上げが目立ち、一部メディアで新技術の開発について報じられたアルプスアル<6770>は9%超の上昇となった。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>などが堅調。また、朝日放送HD<9405>やgumi<3903>などストップ高を付ける銘柄も多く見られた。一方、任天堂<7974>やキーエンス<6861>が軟調で、日立<6501>は小安い。中外薬<4519>は利益確定売りがかさみ4%の下落となった。決算発表銘柄では伊藤園<2593>やレオパレス21<8848>が4%超の下落。また、ポールHD<3657>が急落し、藤久<9966>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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