■ヒーハイスト <6433> 317円 (+80円、+33.8%) ストップ高
ヒーハイスト <6433> [東証S]がストップ高。4日午前10時ごろ、株主優待制度を新設すると発表した。2025年以降、毎年3月末に100株以上を保有する株主を対象にQUOカード3000円分を贈呈する。これを好感した買いを集めた。
■GFA <8783> 305円 (+45円、+17.3%) 一時ストップ高
GFA <8783> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。3日取引終了後、子会社を通じてビットコインを中心とした暗号資産に投資を行い、売買を通じて収益を目指すディーリング事業を開始すると発表。これが買い材料視された。来年1月から事業を本格運用する予定。会社側によると、WEB3.0やメタバース事業にいち早く参入してきた経緯があり、さまざまな暗号資産の最新情報が手に入る環境にあるため、実際のディーリングが実施できる人員体制が整備された段階で同事業の本格参入を検討していたという。
■武蔵精密 <7220> 3,870円 (+370円、+10.6%)
東証プライムの上昇率2位。武蔵精密工業 <7220> [東証P]が3日続急騰。上場来高値を更新した。SBI証券は3日、武蔵精密について投資判断「買い」、目標株価4100円で新規にカバレッジを開始した。AIデータセンターのエネルギー課題の解決につながるとみられるハイブリッドスーパーキャパシター(HSC)についての成長ポテンシャルを指摘するとともに、HSCは走行中ワイヤレス給電との組み合わせの相性が抜群とされるとし、自動車分野でのインホイールモーター採用による減速ギヤ不搭載の影響を打ち消すことが可能になる点も注目点に挙げる。同証券は武蔵精密の26年3月期営業利益予想を220億円に設定した。
■IGS <4265> 332円 (+29円、+9.6%)
Institution for a Global Society <4265> [東証G]が急反発。4日午前11時ごろ、生成AIを活用した探究指導モデルに関して、宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校(東京都中野区)で実証授業を開始したと発表しており、好材料視された。同実証授業は、文部科学省の「令和6年度次世代の学校・ 教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進(最先端技術及び教育データ利活用に関する実証事業)」に採択され実施されるもの。生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータをもとに、教師の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指すとしている。
■T-BASE <3415> 312円 (+26円、+9.1%)
東証プライムの上昇率3位。TOKYO BASE <3415> [東証P]が急伸。衣料品セレクトショップを運営し、ファッション性の高い若年層をターゲットとした「STUDIOUS」や、国内ファッションブランド商品を取り扱う「UNITED TOKYO」などを展開する。足もとの業績は重衣料アウターを中心に好調に推移しており、3日取引終了後に発表した11月の既存店売上高は前年同月比10.7%増と2ケタ増収で7ヵ月ぶりに前年実績を上回った。これを評価する買いが株価を押し上げた。
■アイズ <5242> 1,720円 (+119円、+7.4%)
アイズ <5242> [東証G]が急反発。3日取引終了後、医薬品医療機器法(薬機法)などの規制に対する生成AIによる法令チェックツールをリリースすると発表した。同社が運営するクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」で10日から同ツールの使用を始める。トラミー会員が入力したテキストや写真の違反された表現を生成AIが発見、修正するという。これが材料視された。
■良品計画 <7453> 3,373円 (+223円、+7.1%)
東証プライムの上昇率6位。良品計画 <7453> [東証P]が6日続急伸。3日の取引終了後に発表した11月度の国内売上高情報で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比19.2%増と10ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。11月の無印良品週間中の売り上げが、前年に比べて日数こそ減ったものの前年実績を上回った。また、セール期間終了後も引き続き生活雑貨が好調を持続したほか、気温低下とともに衣服・雑貨が伸長した。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同26.7%増だった。
■三越伊勢丹 <3099> 2,366円 (+142.5円、+6.4%)
東証プライムの上昇率7位。三越伊勢丹ホールディングス <3099> [東証P]が3日続急伸。そのほか、エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> [東証P]、J.フロント リテイリング <3086> [東証P]、高島屋 <8233> [東証P]が後場上げ幅を拡大した。日本経済新聞電子版が4日午後1時ごろ、「政府は中国人が日本を訪れる際に求める査証(ビザ)の発給要件を緩和する調整に入った」と報じた。ビザ申請に必要な手続きの一部を簡素化し、人的往来の拡大を後押しするという。これを受け、中国からの訪日客増加への期待から インバウンド関連の一角に位置づけられる百貨店株に買いが入ったようだ。インバウンド関連ではこのほかパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]、マツキヨココカラ&カンパニー <3088> [東証P]なども高かった。
■ニトリHD <9843> 20,050円 (+700円、+3.6%)
ニトリホールディングス <9843> [東証P]が大幅続伸。3日の取引終了後に発表した11月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比11.2%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。テレビCM効果や気温の低下、ニトリ57周年記念創業祭などにより、キッチン、リビングルーム家具、家電、寝具寝装品などの売り上げが好調に推移した。なお、全店売上高は同12.6%増だった。
■インソース <6200> 1,100円 (+29円、+2.7%)
インソース <6200> [東証P]が反発。4日午前11時50分ごろ、清水建設 <1803> [東証P]が実施する「シミズ・デジタル・アカデミー DXコア人財育成プログラム」のパートナーに選定されたと発表しており、好材料視された。清水建では、中期経営計画<2024-2026>における経営基盤強化の一環として「DXコア人財120名の育成と全部門配置」という目標を掲げており、インソースはパートナーとしてその実現を支援する。プログラムでは「DXプロデューサー」「DXテクニカルプランナー」「ITテクニカルプランナー」の3コースを通じて、業務変革・新規ビジネス創出をリードする人財の育成を実施するという。
■任天堂 <7974> 9,182円 (+242円、+2.7%)
任天堂 <7974> [東証P]が8日続伸。4日の高値9280円まで8営業日で株価水準を1000円以上も切り上げた。サウジ系ファンドが保有する同社株売却の動きが一巡したという観測に加え、「ニンテンドースイッチ」の後継機が来年早々にも発表され、春先に販売されるとの思惑が株価の刺激材料となったもようだ。ソニーグループ <6758> [東証P]のKADOKAWA <9468> [東証P]への買収提案を契機に、「任天堂のIP(知的財産)関連分野における展開力を改めて評価する機運が高まっている」(ネット証券アナリスト)との見方も示されている。
■ディーエヌエ <2432> 2,501.5円 (+64円、+2.6%)
ディー・エヌ・エー <2432> [東証P]が上伸。同社は3日、フィギュア製造大手のグッドスマイルカンパニー(東京都千代田区)との共同出資による新会社を設立したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。2日付で設立した新会社「ディー・スマイル(DeSMILE)」ではスポーツやアニメ、マンガ、ゲーム領域におけるグッズやフィギュアの企画製造事業を展開。スポーツ領域では横浜DeNAベイスターズや川崎ブレイブサンダース、SC相模原のグッズ企画製造を支援するほか、エンターテインメント領域においても多様なキャラクターのグッズ・フィギュアの商品企画や製造に取り組む。出資比率はディーエヌエが51%でグッドスマイルカンパニーが49%となる。
■ファストリ <9983> 52,930円 (+1,240円、+2.4%)
ファーストリテイリング <9983> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に発表した11月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比12.2%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。気温が低下したことで冬物商品の販売が好調だったことに加えて、40周年感謝祭やコラボ商品の販売も好調だった。内訳では客数が同7.2%増、客単価も同4.7%増となった。
■Uアローズ <7606> 2,634円 (+45円、+1.7%)
ユナイテッドアローズ <7606> [東証P]が続伸。3日の取引終了後に発表した11月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比13.7%増となり、11ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。シャツ、カットソー、ジャケット、パンツ、ワンピースなどが堅調に推移したことに加えて、気温低下により冬物アウターの動きが目立った。なお、全社売上高は同19.4%増だった。
■ABCマート <2670> 3,194円 (+54円、+1.7%)
エービーシー・マート <2670> [東証P]が4日続伸。3日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高が前年同月比14.7%増と33ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。11月は気温低下によりブーツやアウター類が好調だったほか、北日本を中心に積雪による需要があった。また、1週間後ろ倒しで実施したブラックフライデーセールは集客が多く、売り上げは好調に推移した。なお、全店売上高は同14.6%増だった。
※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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