米系大手証券が米投資家訪問をもとにしたインターネット・ゲームセクターに関するリポートを発表◇
これによると同証券では、セクターはOverweightされている印象はなかったが、関心は高く積極的に銘柄を物色する動きが見られたと指摘。ゲームセクターは業績ビジビリティが低く、ボラティリティが高いことから回避する投資家が散見されたが、任天堂<7974.T>については新しいサイクルの始まりということもあり、多くの投資家が真剣に検討している印象を受けたとしている。
一方、インターネットセクターは、EC市場の競争激化に対する懸念は依然残るとしながらも、ヤフー<4689.T>や楽天<4755.T>のファンダメンタル改善に期待する声が多かったという。
さらにそのほかに注目の高かった銘柄として、強気派は少ないが、短期的に「LINE NEWS」の牽引による業績モメンタム改善を期待する見方が多かったLINE<3938.T>、「AbemaTV」に対する認知や理解はまださほど進んでいない印象だが、高い関心が寄せられたサイバーエージェント<4751.T>、中期保有している投資家が多い印象で、国内事業を中心にトレンドの変化の有無を確認する質問が多かったリクルートホールディングス<6098.T>、デジタルシフトによる業績成長を期待する同証券の見解が多くの賛同を得られたスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>、株価の割安感や豊富な新作パイプラインを好感する見方が多かったネクソン<3659.T>、バリュー投資家を中心に豊富なIPの価値に注目が集まったバンダイナムコホールディングス<7832.T>などを挙げている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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