大引けの日経平均は前日比143.56円高の26668.35円となった。東証1部の売買高は8億7840万株、売買代金は1兆6122億円と10月26日以来およそ2カ月ぶりの低水準だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、非鉄金属が上昇率上位で、その他も全般堅調。情報・通信業と証券の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は28%となった。
個別では、ファーストリテ<9983>1銘柄で日経平均を約58円押し上げたほか、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった銀行株、日本電産<6594>などが堅調。任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、エムスリー<2413>は小じっかり。今期業績予想を上方修正したイオン<8267>は3%超上昇した。脱炭素社会の実現に向けた政府計画の原案が報じられ、レノバ<9519>などが活況。また、業績上方修正や増配が好感されたシンシア<7782>はストップ高水準で取引を終えた。一方、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が軟調。出資先の中国アリババグループについて、中国当局が独占の疑いで調査すると発表している。ソニー<6758>は小安い。また、北米2工場でのトラック生産停止を発表した日野自<7205>、出資先の米リップルが米当局から提訴されたSBI<8473>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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