日経平均は大幅反発、半導体株安が重しとなるも全面高の展開に
週末の中東情勢は小康状態となったことなどから、過度な警戒感が後退し、東京市場は反発で取引を開始した。プライム市場の多くの銘柄が上昇する全面高のなか、日経平均は反発でスタートし37500円台まで上昇したが、投資判断引き下げ観測などを背景に東京エレクトロン<8035>が大幅続落となったことで、一時前営業日比マイナス圏に入る場面も見られた。日経平均はその後切り返したが、半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合いとなった。
大引けの日経平均は前営業日比370.26円高(+1.00%)の37438.61円となった。東証プライム市場の売買高は17億828万株、売買代金は4兆3070億円。セクター別では、電気・ガス業、空運業、陸運業、証券・商品先物取引業、食料品などが上昇した一方、鉱業、石油・石炭製品の2セクターのみ下落した。
東証プライム市場の値上がり銘柄は88%、対して値下がり銘柄は9%となっている。
日経平均採用銘柄では、ネクソン<3659>、NTTデータ<9613>、エムスリー<2413>のほか、関西電力<9503>、中部電力<9502>など電力株が上昇。また、住友ファーマ<4506>、ヤマハ<7951>、オムロン<6645>、中外製薬<4519>、住友化学<4005>、ファナック
<6954>、セイコーエプソン<6724>も買われた。
一方、東京エレクトロンが弱かったほか、スクリーンHD<7735>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>など半導体株が本日も総崩れとなった。このほか、ソフトバンクグループ<9984>、フジクラ<5803>、INPEX<1605>も弱い。
<FA>
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