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2020/11/08 - NTTドコモ(9437) の関連ニュース。「高値過熱を警戒しつつも、近年トレードされていなかった領域に突入」 今週の日経225先物は急ピッチの上昇に対する高値過熱を警戒しつつも、近年トレードされていなかった領域に突入する。先週末6日の日経平均株価は4日続伸し終値は2万4325円と、1991年11月以来およそ29年ぶりの高値水準を回復した。目先的には2018年10月2日のザラバ高値2万4448円突破を試す展開が見込まれ、節目の2万5000円が射程に入ってきている。米大統領選については、ペンシルベニア州で民主党のバイデン氏が勝利したことにより獲得選挙人が当選に必要な過半数ラ

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株価指数先物 【週間展望】 ―高値過熱を警戒しつつも、近年トレードされていなかった領域に突入

配信元:株探
投稿:2020/11/08 17:00

「高値過熱を警戒しつつも、近年トレードされていなかった領域に突入」

 今週の日経225先物は急ピッチの上昇に対する高値過熱を警戒しつつも、近年トレードされていなかった領域に突入する。先週末6日の日経平均株価は4日続伸し終値は2万4325円と、1991年11月以来およそ29年ぶりの高値水準を回復した。目先的には2018年10月2日のザラバ高値2万4448円突破を試す展開が見込まれ、節目の2万5000円が射程に入ってきている。米大統領選については、ペンシルベニア州で民主党のバイデン氏が勝利したことにより獲得選挙人が当選に必要な過半数ラインを超えた。トランプ大統領は複数の州で訴訟を起こしており当選者の確定には時間がかかる可能性があるが、ひとまず大統領選を巡る不透明感は後退しよう。

 6日の米国市場は直近の急伸に対する反動もあり、NYダウが5日ぶりに反落する一方でナスダックも小幅な上昇にとどまっており、シカゴ先物清算値は大阪比10円安の2万4330円であった。週初はこの流れを引き継ぐ形でやや利益確定が先行しやすいだろう。しかし、2万4000円が支持線として意識される可能性があり、この辺りまでの調整は想定線とみられる。一方で近年トレードされていなかった未知の水準であることからショート筋によるカバーのニーズは大きいとみられ、トレード水準が大きく切り上がる可能性がある。心理的なトレードレンジとしては、2万4000円から2万5000円での推移が当面意識されてくることになりそうである。

 これまでは米国市場に相対的にアンダーパフォームしながらついていく形での上昇であったが、水準が大きく切り上がっているほか、ドル建ての日経平均においても1990年以来の高い水準にある。米ボラティリティインデックス(VIX)は10月29日の41.16から、先週末には一時24.56まで急低下していることもあって、海外勢によるリスク許容量も大きくなる。これによりアンダーパフォーム部分を吸収する形での上昇余力も大きく、2万5000円から2万6000円へのレンジに移行する展開も想定しておく必要がありそうだ。

 今週で決算発表は一巡するが、週を通じて1540社程度の企業が発表する予定である。ただし、週初9日のソフトバンクグループ <9984>の決算で主要どころは一巡する。その他は中小型株の決算が中心となるため、機関投資家も徐々に動きやすくなるだろう。積極的にロングポジションを取っていなかったこともあり、ヘッジ対応で先物の買いにつながる可能性がある。また、東証マザーズ指数はモメンタムも回復するなかで25日移動平均線に接近してきており、中小型株の決算次第ではこの抵抗線を突破してくることも考えられる。明確に25日移動平均線を上放れてくるようだと、マザーズ先物への買いが強まり、グロース株への物色につながる展開も想定されよう。

 また、週末にはオプションSQが控えている。権利行使価格の2万4375円レベルまで上昇してきていることから、その上の権利行使価格2万4500円とのレンジが意識される。コールオプションでは2万4750円、2万5000円でのトレードが増えているが、ヘッジに伴う買いのほか、コール売りによるプレミアム狙いの売買も積み上がってきているだろう。また、2万4000円のプットは10月末の995円から先週末のナイトセッションでは69円まで下落しており、ヘッジ売りによるプレミアム狙いの売買といったところであろう。SQ週であり荒れやすいところではあるが、引き続きヘッジニーズは強そうである。

 そのほか、来週16日にはNTT <9432>によるNTTドコモ <9437>のTOB期間が終了する。翌日には結果が判明し、速やかに日経平均株価構成銘柄の臨時入れ替えが発表されることになるだろう。そのため、今週は新規組み入れが予想される銘柄に思惑的な資金が向かいやすい。また、NTTドコモ除外によるヘッジ対応から先物では買い需要が意識されてくるためパッシブファンドによる買い需要が下支えとなりそうである。

 なお、経済スケジュールでは9日に9月のドイツ貿易収支、10日に10月の中国消費者物価指数(CPI)、10月の中国生産者物価指数(PPI)、11月のドイツZEW景況感調査、11日にニュージーランド準備銀行政策金利、12日に9月の機械受注、10月の米消費者物価指数(CPI)、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言、13日に10月の米卸売物価指数(PPI)、11月の米ミシガン大学消費者態度指数速報値などが予定されている。


――プレイバック・マーケット――

●SQ値
6月限 日経225 22071.46  TOPIX  1550.43
7月限 日経225 22601.81  TOPIX  1555.00
8月限 日経225 23350.79  TOPIX  1626.38
9月限 日経225 23272.88  TOPIX  1627.21
10月限 日経225 23724.23  TOPIX  1658.41

◆日経225先物12月限(日足)
     始値   高値   安値   清算値  前日比
11月6日  24170  24390  24080  24340  +220
11月5日  23650  24180  23490  24120  +380
11月4日  23270  23850  23250  23740  +460
11月2日  22930  23350  22920  23280  +400

◇TOPIX先物12月限(日足)
     始値   高値   安値   清算値  前日比
11月6日  1652.0  1670.0  1646.0  1660.5  +12.0
11月5日  1624.5  1655.0  1609.5  1648.5  +19.0
11月4日  1604.5  1636.0  1601.5  1629.5  +24.5
11月2日  1574.5  1616.0  1573.5  1605.0  +32.0

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値 前日比
11月6日(12月限)  24330  -10
11月5日(12月限)  24265  +145
11月4日(12月限)  23885  +145
11月3日(12月限)  23830  +550
11月2日(12月限)  23415  +135
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
      売り     前週末比   買い   前週末比
10月30日  1兆8916億円  +80億円  3767億円 -578億円
10月23日  1兆8836億円  -317億円  4345億円  -37億円
10月16日  1兆9153億円  -947億円  4383億円 -204億円
10月9日  2兆0100億円 +1308億円  4588億円  +82億円
10月2日  1兆8791億円  +746億円  4506億円  +69億円
9月25日  1兆8044億円  +486億円  4436億円 +359億円
9月18日  1兆7558億円  +117億円  4076億円 +411億円
9月11日  1兆7441億円  +474億円  3665億円 -1864億円
9月4日   1兆6966億円  +860億円  5530億円 +419億円
8月28日  1兆6106億円  -411億円  5110億円 -105億円
8月21日  1兆6517億円  -184億円  5216億円 +184億円
8月14日  1兆6702億円 -1078億円  5031億円 +1271億円
8月7日   1兆7780億円 +1386億円  3759億円 +153億円
7月31日  1兆6393億円 -1332億円  3605億円  -93億円
7月22日  1兆7726億円  +319億円  3699億円  +15億円
7月17日  1兆7407億円  -825億円  3684億円 +500億円
7月10日  1兆8232億円  -214億円  3183億円 -665億円
7月3日   1兆8447億円  +241億円  3849億円  +60億円
6月26日  1兆8206億円  -672億円  3788億円 +147億円
6月19日  1兆8878億円  -480億円  3640億円 +786億円
6月12日  1兆9358億円 -3999億円  2853億円 -1746億円
6月5日   2兆3357億円  -896億円  4600億円 -384億円
5月29日  2兆4254億円 -1453億円  4984億円 +317億円
5月22日  2兆5707億円  +732億円  4666億円 +156億円
5月15日  2兆4974億円 +1437億円  4509億円 -681億円
5月8日   2兆3537億円  +687億円  5191億円 +195億円
5月1日   2兆2850億円 -1275億円  4995億円 +223億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
      売り      前日比    買い       前日比
11月4日  7億4029万株   +1595万株  1億7324万株   +201万株
11月2日  7億2434万株   -709万株  1億7123万株   +209万株
10月30日  7億3144万株   +305万株  1億6914万株    -94万株
10月29日  7億2838万株   +198万株  1億7008万株   +185万株
10月28日  7億2640万株   +975万株  1億6823万株   -544万株
10月27日  7億1664万株   +452万株  1億7368万株   -833万株
10月26日  7億1212万株   +1144万株  1億8201万株    -57万株
10月23日  7億0067万株   +563万株  1億8259万株   -364万株
10月22日  6億9504万株   -1177万株  1億8623万株   -245万株
10月21日  7億0681万株   -1564万株  1億8869万株   +142万株
10月20日  7億2246万株   +876万株  1億8726万株    -98万株
10月19日  7億1369万株   -233万株  1億8824万株   +248万株
10月16日  7億1603万株   -2391万株  1億8576万株    0.3万株
10月15日  7億3994万株   +1778万株  1億8576万株   -182万株
10月14日  7億2215万株   +1120万株  1億8758万株    +19万株
10月13日  7億1095万株   -825万株  1億8739万株    +52万株
10月12日  7億1920万株    +55万株  1億8686万株   -551万株
10月9日  7億1865万株   +539万株  1億9197万株   -630万株
10月8日  7億1326万株   +201万株  1億9828万株   +506万株
10月7日  7億1124万株   +1521万株  1億9322万株    +20万株
10月6日  6億9603万株   -947万株  1億9301万株   -122万株
10月5日  7億0550万株   +167万株  1億9424万株   +203万株
10月2日  7億0383万株    -46万株  1億9221万株    +53万株
10月1日  7億0429万株    +74万株  1億9167万株   -303万株
9月30日  7億0355万株   +2572万株  1億9471万株   -2263万株
9月29日  6億7782万株   -1559万株  2億1734万株   +518万株
9月28日  6億9342万株   -1911万株  2億1216万株   +141万株
9月25日  7億1253万株   +387万株  2億1074万株   +1292万株
9月24日  7億0866万株   +284万株  1億9782万株    -83万株
9月23日  7億0582万株   +1695万株  1億9865万株   +402万株

■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
6月11日 1001億円
6月12日 1001億円
6月18日 1001億円
6月19日 1001億円
6月25日 1001億円
6月29日 1001億円
7月9日  1002億円
7月10日 1002億円
7月20日 1002億円
7月27日 1002億円
7月29日 1002億円
7月31日 1002億円
8月5日  1003億円
8月18日  803億円
9月4日  801億円
9月9日  801億円
9月15日  801億円
9月17日  801億円
9月23日  801億円
9月24日  801億円
9月29日  801億円
10月14日 701億円
10月16日 701億円
10月22日 701億円
10月28日 701億円
10月29日 701億円
10月30日 701億円


株探ニュース
配信元: 株探

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