【↑】日経平均 大引け| 7日ぶり急反発、米株高を受け3万9000円台を回復 (12月23日)
日経平均株価
始値 39040.72
高値 39210.17(15:24)
安値 38847.13(09:20)
大引け 39161.34(前日比 +459.44 、 +1.19% )
売買高 17億8148万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆5066億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は7日ぶり急反発、3万9000円台回復
2.米株市場では主要株価が揃って大幅高で心理改善
3.PCEデフレーターが事前予想を下回り好感される
4.海外投資家はクリスマス休暇で商いは減少傾向に
5.半導体関連強く、個別株も全体の7割以上が上昇
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比498ドル高と続伸した。米個人消費支出(PCE)物価指数が市場予想を下回り、物価高への過度な警戒感が和らぎ買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、リスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は久々に大きく切り返す形となった。終値で3万9000円台を回復した。
23日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が大幅高となったことで買い安心感が広がり、主力株を中心に広範囲に買いが広がった。米国株市場では11月のPCEデフレーターが事前コンセンサスを下回る数値で、インフレの鈍化が確認されたほか、FRB高官のハト派寄りの発言も伝わり、投資マインドが改善した。堅調な米株価指数先物を横目に日経平均は後場中盤以降に買いの勢いが増す格好に。海外投資家は今週クリスマス休暇に入ることで積極的な実需買いは見送られ、全体商いは盛り上がりを欠いたものの、先物主導のインデックス買いが日経平均を押し上げた。プライム上場銘柄の7割以上の銘柄が上昇した。なお、売買代金は3兆5000億円台にとどまり、5営業日ぶりに4兆円台を下回った。
個別では、売買代金トップとなったアドバンテスト<6857>が大きく水準を切り上げたほか、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が堅調だった。IHI<7013>、川崎重工業<7012>など防衛関連も商いを伴い高い。ソフトバンクグループ<9984>が値を上げ、ファーストリテイリング<9983>も強さを発揮した。ミガロホールディングス<5535>が急騰、サムコ<6387>、サイボウズ<4776>なども値を飛ばした。セレス<3696>も物色人気となった。
半面、キオクシアホールディングス<285A>は利益確定売りで大きく水準を切り下げたほか、前週末にストップ安となっていたKADOKAWA<9468>が大幅続落となった。日本製鉄<5401>、日本郵船<9101>も冴えない。武蔵精密工業<7220>が急落、日本新薬<4516>の下げも目立つ。西武ホールディングス<9024>、東邦亜鉛<5707>も下値を探った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>、SBG <9984>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約240円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はバンナムHD <7832>、アステラス <4503>、ダイキン <6367>、エーザイ <4523>、電通グループ <4324>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約14円。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は海運業、空運業、鉄鋼の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)輸送用機器、(3)サービス業、(4)卸売業、(5)銀行業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)食料品、(2)陸運業、(3)小売業、(4)金属製品、(5)倉庫運輸関連。
■個別材料株
△ウェリタス <130A> [東証G]
英社との共同開発・商業化契約締結を手掛かり視。
△サツドラHD <3544> [東証S]
上期最終利益は43%増で着地。
△伊勢化 <4107> [東証S]
24年12月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△日シス技術 <4323> [東証P]
売り上げ・営業利益ともに飛ぶ鳥を落とす勢い続く。
△トゥルーD <4416> [東証G]
伊藤忠 <8001> との資本・業務提携を好感。
△ファンペップ <4881> [東証G]
「SR-0379」の追加第3相臨床試験を開始。
△SMN <6185> [東証S]
デジタルハウスエージェンシーの収益貢献。
△WASHハウ <6537> [東証G]
コンテナハウス事業や再エネ関連事業を行う合弁会社を設立。
△GFA <8783> [東証S]
薬用育毛ローション開発ベンチャーを完全子会社化。
△ランビジネス <8944> [東証S]
今期一転営業黒字に上方修正。
▼日本新薬 <4516> [東証P]
サレプタとの米国訴訟の評決結果を嫌気。
▼レボリュー <8894> [東証S]
今期経常赤字見通しをネガティブ視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ミガロHD <5535>、(2)マーケットE <3135>、(3)サムコ <6387>、(4)サイボウズ <4776>、(5)ギフトHD <9279>、(6)セレス <3696>、(7)K&Oエナジ <1663>、(8)ネオジャパン <3921>、(9)東京計器 <7721>、(10)ヤマシン―F <6240>。
値下がり率上位10傑は(1)カドカワ <9468>、(2)武蔵精密 <7220>、(3)日本新薬 <4516>、(4)キオクシア <285A>、(5)ブレーキ <7238>、(6)西武HD <9024>、(7)東邦鉛 <5707>、(8)JCRファ <4552>、(9)ヤーマン <6630>、(10)オーケストラ <6533>。
【大引け】
日経平均は前日比459.44円(1.19%)高の3万9161.34円。TOPIXは前日比24.75(0.92%)高の2726.74。出来高は概算で17億8148万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1179、値下がり銘柄数は408となった。東証グロース250指数は630.16ポイント(5.27ポイント高)。
[2024年12月23日]
株探ニュース
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