日経平均は5日続落、決算控え一進一退の展開に
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は40000円手前まで上げ幅を拡大する場面も見られたが、精密機器などハイテク銘柄が高安まちまちだったことで失速。時価総額が大きい銀行など金融株が買われたことから、相対的にTOPIX優勢の地合いのなか、決算を控え積極的な売買は手控えられたことで日経平均は小幅続落となった。
大引けの日経平均は前日比4.61円安(-0.01%)の39594.39円となった。東証プライム市場の売買高は13億8972万株。売買代金は3兆4885億円。業種別では、精密機器、電気・ガス業、その他製品、電気機器、卸売業などが下落した一方、海運業、銀行業、ゴム製品、ガラス・土石製品、その他金融業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は68%、対して値下がり銘柄は28%となっている。
日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>が7日続落で年初来安値を連日で更新したほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>も売られた。また、前日に続きHOYA<7741>、キーエンス<6861>がさえなかったほか、TOTO<5332>、オリンパス<7733>、安川電機<6506>、日立造船<7004>、テルモ<4543>が売られた。
一方、今期純利益見通しの上方修正を発表した日本郵船<9101>が大幅高となったほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>もつられて上昇。また、金利上昇を受けて、しずおかFG<5831>、ふくおかFG<8354>、T&Dホールディングス<8795>、みずほFG<8411>、第一生命HD<8750>など金融株が買われた。このほか、横浜ゴム<5101>、ニトリHD<9843>、三井不動産<8801>が上昇。
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