米国株高や為替の円安推移などを材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付きから日経平均寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸しており、日経平均は37287.26円まで上げ幅を拡大する場面が見られた。ただ、プライム市場の6割が前日比マイナスとなるなどTOPIXは3日ぶりに反落。日経平均は上げ幅を縮小して37000円台を割り込んで取引を終えた。なお、2月限オプションの特別清算指数
(SQ)は37018.07円(速報値ベース)となった。
大引けの日経平均は前日比34.14円高(+0.09%)の36897.42円となった。東証プライム市場の売買高は21億4004万株、売買代金は5兆5733億円だった。セクター別では、石油・石炭製品、非鉄金属、金属製品、小売業、その他金融業などが上昇した一方、海運業、繊維製品、電気・ガス業、建設業、輸送用機器などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34%、対して値下がり銘柄は63%となっている。
日経平均採用銘柄では、決算が材料視されてフジクラ<5803>がストップ高となったほか、引き続き決算や英アームの大幅高を材料にソフトバンクグループが大幅続伸。このほか、ニトリHD<9843>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、クラレ<3405>、古河電工<5801>も買われた。日経平均採用以外では、UTグループ<2146>、東亜建設<1885>、美津濃<8022>、博報堂DYホールディングス<2433>が急騰した。
一方、日産自<7201>、ネクソン<3659>、帝人<3401>は決算が嫌気されて売り優勢となった。また、欧州の海運大手マースクが決算発表後、株価が急落したことから川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>も売られた。日経平均採用以外では、リログループ<8876>、KLab<3656>、KADOKAWA<9468>が急落した。
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