<私の相場観>=かざか証券・市場調査部長 田部井 美彦氏
ただ、一時的な調整場面があっても、日経平均株価が1万1000円を割り込む可能性は少なく、3月末までには1万2000円台乗せを目指す展開となりそうだ。
目先的には、現地22日に開催の日米首脳会談で議論されるTPP(環太平洋経済連携協定)参加や、シェールガスの輸出要請に関連した銘柄が注目を集めそうだ。継続するテーマである金融緩和関連では、東急不動産<8815.T>、東京建物<8804.T>といった都市再開発関連の不動産株に焦点を当てたい。
3月期末の接近で、14年3月期の企業業績見通しに関心が集まり、円安メリットを享受するのに加え、売上高の増加も見込める自動車、同部品セクターも見逃せない。
個別銘柄では、震災廃棄物処理の新規受注が見込めるタケエイ<2151.T>、ピックアップトラック好調で過去最高益更新予想のいすゞ自動車<7202.T>、来期以降の業績拡大に期待が掛かるアイシン精機<7259.T>に注目したい。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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