大引けの日経平均は前日比475.64円安の26336.66円となった。東証プライム市場の売買高は10億6110万株、売買代金は2兆4593億円だった。セクターでは機械、ガラス・土石、電気機器を筆頭にほぼ全面安。一方、水産・農林のみが上昇となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の90%、対して値上がり銘柄は9%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>のほか、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>
などの半導体関連株、村田製<6981>、TDK<6762>の電子部品株が総じて売り優勢。中国経済の減速懸念からSMC<6273>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、安川電機<6506>などのFA関連が大きく下落。エムスリー<2413>、ZHD<4689>、ラクス<3923>のグロース(成長)株も軒並み安い。コマツ<6301>、ナブテスコ<6268>、日本製鉄<5401>などの景気敏感株も全般下落。三井物産<8031>、住友鉱山<5713>など資源関連も多くが軟調。円安・ドル高基調は維持されていたものの、トヨタ自<7203>、日産自<7201>、アルプスアルパイン<6770>、デンソー<6902>、武蔵精密<7220>などの自動車関連も売られた。決算を発表したところではライク<2462>、リソー教育<4714>、ローツェ<6323>、技研製<6289>、東京個別<4745>などが大幅に下落した。
一方、NTT<9432>、第一三共<4568>のディフェンシブ銘柄、コナミグループ<9766>、任天堂<7974>のゲーム関連が小じっかり。東証プライム市場の値上がり率上位には、第1四半期営業利益が市場予想を上回ったローソン<2651>、前期実績下振れで今期計画が市場予想をやや下振れもあく抜け感が先行したコスモス薬品<3349>、通期計画を上方修正した進和<7607>などがランクイン。ARM<8769>は三菱重工<7011>のグループ会社約50社にサービス提供を開始したと発表し、午後から急伸した。
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