日経平均株価
始値 20605.35
高値 20684.06(15:00)
安値 20582.01(09:06)
大引け 20677.22(前日比 +114.06 、 +0.55% )
売買高 9億2472万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆5837億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、米株高を受け主力株中心にリスク選好の流れ続く
2.米中摩擦への懸念後退に加え、各国の景気刺激策への期待が株高を後押し
3.業種別では内需は不動産、外需は景気敏感の電機、機械、海運などが高い
4.22~24日のジャクソンホール経済シンポジウムを前に買い手控え感も
5.東証1部の8割の銘柄が上昇するも、売買代金1兆5000億円台と低調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは249ドル高と3日続伸した。米商務省が中国ファーウェイへの禁輸措置で一部取引を許可する例外措置を3ヵ月間延長すると発表。米中貿易摩擦への警戒感が後退したことを受け買いが優勢となった。
東京市場では、買い優勢の地合いとなり日経平均株価は朝方に買われた後、いったん伸び悩んだがその後再び上げ足を強め、きょうの高値圏で着地している。
20日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに上値指向を継続したことでリスクを取る動きが優勢。トランプ米政権は中国ファーウェイへの禁輸措置強化を決定した一方で、一部取引の例外措置について3ヵ月延長することを発表、これが米中摩擦に対する懸念を後退させた。また、ドイツや中国で財政出動を伴う経済政策への観測が浮上、株価の押し上げ要因となった。業種別では33業種中、電力ガス、空運を除く31業種が上昇、不動産セクターへの買いが目立ったほか、海運や電機、化学、機械といった世界景気に敏感なセクターが堅調だった。ただ、22~24日の日程で行われるジャクソンホールでの国際経済シンポジウムを前に、買い一巡後は上値の重い場面もあった。東証1部全体の8割の銘柄が上昇したが、売買代金は前日と同じ1兆5000億円台と低調が続いている。
個別では、ZOZO<3092>が大商いで大幅高に買われた。キーエンス<6861>が急反発、東京エレクトロン<8035>が堅調、ソニー<6758>もしっかり。資生堂<4911>、花王<4452>なども買い優勢だった。KLab<3656>も買い優勢。テモナ<3985>がストップ高、ヤマシンフィルタ<6240>も値を飛ばした。レーザーテック<6920>が急伸、GameWith<6552>も物色人気。enish<3667>も活況高となった。システムインテグレータ<3826>も高い。
半面、JT<2914>が冴えず、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も売りに押された。ワイヤレスゲート<9419>が急落、イーレックス<9517>、アシックス<7936>なども大幅安。エボラブルアジア<6191>、モバイルファクトリー<3912>の下げも目立つ。日本通信<9424>も値を下げた。アイティメディア<2148>も大きく利食われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、花王 <4452> 、資生堂 <4911> 、ファナック <6954> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約36円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、SBG <9984> 、ファストリ <9983> 、JT <2914> 、クレセゾン <8253> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約33円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は電気・ガス業、空運業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)不動産業、(2)金属製品、(3)サービス業、(4)海運業、(5)倉庫運輸関連。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)銀行業、(2)食料品、(3)小売業、(4)ゴム製品、(5)繊維製品。
■個別材料株
△新都HD <2776>
IngDan Japanと代理店契約を締結。
△串カツ田中 <3547>
未定だった今期配当は17円増配。
△ファルコム <3723> [東証M]
19年9月期業績増額含みで来期も続伸の公算。
△ケネディクス <4321>
SMBC日興証券が好評価継続。
△ブライトパス <4594> [東証M]
信州大学と固形がんCAR-T細胞療法の共同研究開発契約を締結。
△カーメイト <7297> [JQ]
ドライブレコーダー関連に脚光。
△ヤマシン―F <6240>
エアフィルタ専門メーカーのアクシーを買収。
△ハウテレ <7064> [東証M]
上期経常を一転89%増益に上方修正。
△インターアク <7725>
受注金額約2億円の大口受注を獲得。
△シノケンG <8909> [JQ]
創業30周年を記念した株主優待を実施へ。
▼エボラブルA <6191>
7月の取扱高は伸び鈍化基調が続く。
▼北川精機 <6327> [JQ]
今期経常は39%減益へ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)テモナ <3985> 、(2)ヤマシン―F <6240> 、(3)アトラエ <6194> 、(4)レーザーテク <6920> 、(5)ゲームウィズ <6552> 、(6)宮越HD <6620> 、(7)インターアク <7725> 、(8)ZOZO <3092> 、(9)ワールドHD <2429> 、(10)enish <3667> 。
値下がり率上位10傑は(1)ワイヤレスG <9419> 、(2)ショーケース <3909> 、(3)イーレックス <9517> 、(4)エボラブルA <6191> 、(5)モバファク <3912> 、(6)アシックス <7936> 、(7)ITメディア <2148> 、(8)Gキッズ <6189> 、(9)アニコムHD <8715> 、(10)ユニファミマ <8028> 。
【大引け】
日経平均は前日比114.06円(0.55%)高の2万0677.22円。TOPIXは前日比12.44(0.83%)高の1506.77。出来高は概算で9億2472万株。東証1部の値上がり銘柄数は1729、値下がり銘柄数は347となった。日経ジャスダック平均は3354.23円(22.43円高)。
[2019年8月20日]
株探ニュース
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