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2023/06/24 - 野村(8604) の関連ニュース。■今週の相場ポイント 1.日経平均は11週ぶり反落、3万3000円台割れ 2.中国人民銀が利下げ、景気減速への警戒感も 3.FRB利上げ長期化に懸念、グロース株に逆風 4.半導体株安の一方、銀行・商社株に買い 5.週末金曜は地合い変調、朝高後に大幅安■週間 市場概況 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比924円(2.7%)安の3万2781円と11週ぶりに下落した。 今週は週初

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今週の【早わかり株式市況】11週ぶり反落、海外勢の先物売りで週末大幅安

配信元:株探
投稿:2023/06/24 06:40

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は11週ぶり反落、3万3000円台割れ
 2.中国人民銀が利下げ、景気減速への警戒感も
 3.FRB利上げ長期化に懸念、グロース株に逆風
 4.半導体株安の一方、銀行・商社株に買い
 5.週末金曜は地合い変調、朝高後に大幅安

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比924円(2.7%)安の3万2781円と11週ぶりに下落した。

 今週は週初から方向感に欠ける展開が続いた。手掛かり材料に乏しく、欧米株の動向に左右される流れに。一転、週末金曜に大きな動きが出た。海外勢とみられる先物を絡めた売りが噴出し、全体相場は大幅安。日経平均は一時600円超の下げをみせた。

 週明け19日(月)の東京株式市場は売りが先行した。前週末の米国株市場が軟調だった流れを受けて利益確定の動きを誘発。先物を絡めた売りに押され、日経平均は引けにかけて下落した。20日(火)は反発したものの、小幅な上げにとどまった。前日の米株市場が休場だったことで総じて手掛かり材料難のムードに。中国人民銀行の利下げを巡ってやや上下に振れたが方向感は生まれず、引け際の一段高で辛くもプラス圏で着地した。21日(水)も上昇。前日の欧米株安を引き継ぐ形で、中国景気減速への警戒感も浮上するなか朝方は手控えムードが強かった。ただ、その後は海外投資家とみられる買いが入り、下値を拾う形で戻り足をみせた。22日(木)の日経平均は欧米株安が継続したことで反落。前日の米株市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化への懸念からハイテク系グロース株に逆風が意識された。東京市場でも半導体関連株を中心に下げるものが目立った。一方、メガバンクや商社株には買いが流入し、TOPIXはわずかながらプラス圏で着地した。23日(金)は地合いが変調をきたし、大きく売り優勢に傾いた。1ドル=143円台への円安進行を追い風に日経平均は朝方高く始まったが、買い一巡後はマイナス圏に転落。海外投資家が先物を中心に売りを入れたとの見方も広がるなか、下げ幅は一時600円超に達した。引けにかけ下げ渋ったものの、3万3000円台を大きく割り込んでこの週の取引を終えた。

■来週のポイント
 来週は一旦の調整局面を意識する必要がありそうだ。海外投資家の利益確定売りが観測されているほか、国内機関投資家によるETFの分配金捻出のための売りが警戒されている。ただ、調整があっても日経平均の下値は3万1000円程度が限度だろうと思われる。

 重要イベントとしては、国内では30日朝に発表される5月完全失業率と5月有効求人倍率が注目される。海外では、27日に発表される米国6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、28日発表の1-5月中国工業企業利益、30日に発表される中国6月製造業PMI、米国5月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。

■日々の動き(6月19日~6月23日)

【↓】   6月19日(月)―― 反落、先物主導で利益確定売りが優勢
 日経平均 33370.42( -335.66)  売買高13億1368万株 売買代金 3兆6722億円

【↑】   6月20日(火)―― 小反発、強弱観対立のなか商社株などが買われる
 日経平均 33388.91(  +18.49)  売買高13億1827万株 売買代金 3兆8952億円

【↑】   6月21日(水)―― 続伸、朝安もハイテク株が買われ切り返す
 日経平均 33575.14( +186.23)  売買高13億0860万株 売買代金 3兆8945億円

【↓】   6月22日(木)―― 3日ぶり反落、欧米株安受け利益確定売りが優勢
 日経平均 33264.88( -310.26)  売買高14億5273万株 売買代金 4兆0940億円

【↓】   6月23日(金)―― 大幅続落、海外勢などの売りが膨らみ3万3000円台割れ
 日経平均 32781.54( -483.34)  売買高15億8845万株 売買代金 4兆4312億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、24業種が値下がり
 (2)トヨタ <7203> など自動車、ソニーG <6758> など電機、島津 <7701> など精密機器といった輸出株が大幅安
 (3)値下がりトップの住友鉱 <5713> など非鉄、信越化 <4063> など化学、日本製鉄 <5401> など鉄鋼といった素材株も安い
 (4)内需株はまちまち。リクルート <6098> などサービス、NTTデータ <9613> など情報通信は売られたが
   JR東海 <9022> など陸運、積水ハウス <1928> など建設は買われた
 (5)金融株もまちまち。野村 <8604> など証券が安いが三菱UFJ <8306> など銀行、三菱HCキャ <8593> などその他金融は堅調
 (6)値上がり率トップはANAHD <9202> など空運

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
  1(1) 全固体電池
  2(3) 人工知能
  3(5) 生成AI
  4(2) 半導体
  5(4) 水素
  ※カッコは前週の順位

株探ニュース
配信元: 株探

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