大引けの日経平均は前日比551.22円高の21317.32円で、高値引けとなった。今年1月4日以来の上げ幅となる。東証1部の売買高は16億4385万株、売買代金は3兆2137億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、卸売業、陸運業、不動産業が上昇率上位だった。
個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>が3%を超える上昇となったほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>などその他売買代金上位も全般堅調。中国関連銘柄とされるコマツ<6301>や一部証券会社がレーティングを引き上げたパナソニック<6752>は5%高と上げが目立った。また、イーブック<3658>が連日でストップ高比例配分となったほか、業績上方修正と増配を発表したアルゴグラフ<7595>、レーティング引き上げ観測の象印マホービン
<7965>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、優待権利落ち前に手仕舞い売りが先行したコロワイド<7616>、業績下方修正のワキタ<8125>などが軟調。レーティング引き下げ観測のヤオコー<8279>も売られる場面があり、松本会長兼CEOの退任を発表したカルビー<2229>は後場急落した。
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