大引け：指数続伸も、業種別では33業種中、値上がり12業種のみ

　大引けの日経平均株価は13.82円高の10828.85円、TOPIXは0.16ポイント高の952.13ポイントで終了。

　米国では、新築住宅販売件数の減少やフィッチによるポルトガルの長期格付けの引き下げが嫌気され、NYダウ・NASDAQともに反落。日本市場では、円安ドル高の流れから指数自体は底堅いものの、積極的な買いも乏しく方向感の定まらない展開。それでも、輸出採算の改善期待が株価を下支え、値下り銘柄超過の中。日経平均・TOPIXともに上昇して本日の取引を終了しました。

　業種別では33業種中、12業種が上昇。個別では、一部経済紙が2009年12月～2010年2月期の連結営業損が10億円弱の黒字に転換した公算が大きいと報道した不二越<6474.T>、平成25年度を最終年度とする第三次中期経営計画を策定、最終年度の純利益を3年で3倍近くなる40億円に設定したプレステージインターナショナル<4290.J>、金庫株15万株を消却する見通しと報じられたNTTドコモ<9437.T>、10年3月期の連結純利益予想を従来の70億円から94億円に上方修正した横浜ゴム<5101.T>、10年2月期の連結営業利益が前期比46％増の25億円弱となったようだと一部経済紙が報じたリソー教育<4714.T>、イオン<8267.T>が1株600円でTOB、出資比率を現在の33.2％から51％まで引き上げると発表したCFSコーポレーション<8229.T>、韓国で「GANPマウス技術」に関する特許が成立したと発表したトランスジェニック<2342.T>などが上昇しました。

　半面、クレディスイス証券がレーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ格下げした東洋水産<2875.T>、ゴールドマンサックス証券がレーティングを「中立」から「売り」へ格下げ＆コンビクションリストに追加した全日空<9202.T>、10年2月期の連結営業利益が従来計画を43億円下回る前期比12％減の285億円になったようだと発表した久光製薬<4530.T>、UBS証券が目標株価を82000円から80000円に引き下げた楽天<4755.Q>などが下落しました。

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