*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は32000円での攻防~
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日経平均は32000円での攻防
■リョーサン、2Q上方修正66億円←40億円、菱洋エレクと経営統合
■前場の注目材料:ソディック、日本精機と積層造形で大型金型、ギガキャスト向け共同開発
■日経平均は32000円での攻防
17日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。16日の米国市場はNYダウが314ドル高、ナスダックは160ポイント高だった。中東情勢を巡り外交的解決に向けた取り組みを進めていることを受けて、さらなる地政学リスクが後退した。また、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、政策金利据え置き支持を再表明したほか、米シカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレ鈍化基調を認め、金利先高観が後退し買いが入った。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比280円高の31960円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32050円と節目の32000円を回復する場面も見られたことから、前日の大幅な下落に対するリバウンドが意識されそうだ。まずは節目の32000円を捉えてくることが期待されよう。米国では決算発表が本格化するなか、決算期待からの先回りの買いも見られており、外部環境が落ち着きをみせてくるようであれば、業績相場への移行が意識されてきそうである。
ただし、32213円辺りで推移する25日線が心理的な抵抗線として機能しそうである。買い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。また、米国ではすべてのセクターが上昇していたこともあり、これに連動する格好からインデックスに絡んだ商いが中心になると考えられ、中小型株については引き続き手掛けづらい需給状況であろう。そのほか、昨日は全般軟調ななか、好決算を発表した企業などは個別に物色されており、決算が評価される銘柄には注目しておきたい。
そのほか、米国市場の強い値動きは安心感につながる一方で、ザラ場は中国市場の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。昨日は香港ハンセン指数が0.97%安となったが、中国経済に対する先行き懸念から売られたと観測されていた。さらに、北京で開催される「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに合わせて、ロシアのプーチン大統領が訪中すると報じられており、神経質にさせそうである。
■リョーサン、2Q上方修正66億円←40億円、菱洋エレクと経営統合
リョーサン<8140>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は1350億円から1470億円、営業利益を40億円から66億円に上方修正した。車載向けの販売が堅調に推移し、また第11次中期経営計画の施策である先行投資商材の情報通信向けの販売が伸長した。なお、菱洋エレクトロ<8068>と共同持株会社を設立することで最終合意したと発表。24年4月に「リョーサン菱洋ホールディングス」が東証プライム市場に上場する予定。菱洋エレクトロの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1株を割り当て、リョーサンの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1.32株を割り当てる予定。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33984.54、+314.25)
・ナスダック総合指数は上昇(13567.98、+160.75)
・1ドル=149.50-60円
・シカゴ日経先物は上昇(31960、大阪比+280)
・SOX指数は上昇(3502.51、+49.54)
・VIX指数は低下(17.21、-2.11)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・ソディック<6143>日本精機と積層造形で大型金型、ギガキャスト向け共同開発
・菱洋エレク<8068>リョーサンと共同持ち株会社設立、社長に中村氏
・アステラス製薬<4503>更年期障害薬、欧で承認勧告
・ナカニシ<7716>中国・歯科機器メーカーを買収
・オムロン<6645>高速データ統合のソルティスターに出資
・マニー<7730>ベトナムに新工場、デンタル製品生産2倍
・フタバ産業<7241>農産物の光合成促進システム、車排ガス浄化技術活用
・FUJI<6134>3D安全センサー開発、協働ロボ向け
・日揮HD<1963>空間情報デジタル化の新興に出資、3Dビューアーと連携
・三菱重<7011>米新興に出資、CO2フリー水素製造
・富士通<6702>理研と生成AIで創薬効率化、たんぱく質の構造変化を広範囲予測
・三菱マテリアル<5711>英鉱業と覚書、銅製品供給網を持続可能に
・INPEX<1605>米社とグリーン水素製造、テキサス州プロ参画
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・06:45 NZ・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+5.9%、4-6月期:+6.0%)
・09:30 豪準備銀行10月理事会議事要旨 <ST>
■日経平均は32000円での攻防
■リョーサン、2Q上方修正66億円←40億円、菱洋エレクと経営統合
■前場の注目材料:ソディック、日本精機と積層造形で大型金型、ギガキャスト向け共同開発
■日経平均は32000円での攻防
17日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。16日の米国市場はNYダウが314ドル高、ナスダックは160ポイント高だった。中東情勢を巡り外交的解決に向けた取り組みを進めていることを受けて、さらなる地政学リスクが後退した。また、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、政策金利据え置き支持を再表明したほか、米シカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレ鈍化基調を認め、金利先高観が後退し買いが入った。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比280円高の31960円。円相場は1ドル149円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時32050円と節目の32000円を回復する場面も見られたことから、前日の大幅な下落に対するリバウンドが意識されそうだ。まずは節目の32000円を捉えてくることが期待されよう。米国では決算発表が本格化するなか、決算期待からの先回りの買いも見られており、外部環境が落ち着きをみせてくるようであれば、業績相場への移行が意識されてきそうである。
ただし、32213円辺りで推移する25日線が心理的な抵抗線として機能しそうである。買い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。また、米国ではすべてのセクターが上昇していたこともあり、これに連動する格好からインデックスに絡んだ商いが中心になると考えられ、中小型株については引き続き手掛けづらい需給状況であろう。そのほか、昨日は全般軟調ななか、好決算を発表した企業などは個別に物色されており、決算が評価される銘柄には注目しておきたい。
そのほか、米国市場の強い値動きは安心感につながる一方で、ザラ場は中国市場の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。昨日は香港ハンセン指数が0.97%安となったが、中国経済に対する先行き懸念から売られたと観測されていた。さらに、北京で開催される「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに合わせて、ロシアのプーチン大統領が訪中すると報じられており、神経質にさせそうである。
■リョーサン、2Q上方修正66億円←40億円、菱洋エレクと経営統合
リョーサン<8140>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は1350億円から1470億円、営業利益を40億円から66億円に上方修正した。車載向けの販売が堅調に推移し、また第11次中期経営計画の施策である先行投資商材の情報通信向けの販売が伸長した。なお、菱洋エレクトロ<8068>と共同持株会社を設立することで最終合意したと発表。24年4月に「リョーサン菱洋ホールディングス」が東証プライム市場に上場する予定。菱洋エレクトロの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1株を割り当て、リョーサンの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1.32株を割り当てる予定。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33984.54、+314.25)
・ナスダック総合指数は上昇(13567.98、+160.75)
・1ドル=149.50-60円
・シカゴ日経先物は上昇(31960、大阪比+280)
・SOX指数は上昇(3502.51、+49.54)
・VIX指数は低下(17.21、-2.11)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・ソディック<6143>日本精機と積層造形で大型金型、ギガキャスト向け共同開発
・菱洋エレク<8068>リョーサンと共同持ち株会社設立、社長に中村氏
・アステラス製薬<4503>更年期障害薬、欧で承認勧告
・ナカニシ<7716>中国・歯科機器メーカーを買収
・オムロン<6645>高速データ統合のソルティスターに出資
・マニー<7730>ベトナムに新工場、デンタル製品生産2倍
・フタバ産業<7241>農産物の光合成促進システム、車排ガス浄化技術活用
・FUJI<6134>3D安全センサー開発、協働ロボ向け
・日揮HD<1963>空間情報デジタル化の新興に出資、3Dビューアーと連携
・三菱重<7011>米新興に出資、CO2フリー水素製造
・富士通<6702>理研と生成AIで創薬効率化、たんぱく質の構造変化を広範囲予測
・三菱マテリアル<5711>英鉱業と覚書、銅製品供給網を持続可能に
・INPEX<1605>米社とグリーン水素製造、テキサス州プロ参画
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・06:45 NZ・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+5.9%、4-6月期:+6.0%)
・09:30 豪準備銀行10月理事会議事要旨 <ST>
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