東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄数が1150に迫り、全体の7割を占めた。セクター別では、その他製品、卸売、建設、陸運など11業種が上昇。一方、非鉄金属、情報通信、電気機器、機械、輸送用機器など22業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、日ハム<2282>、三井物<8031>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>が軟調で、ソフトバンクG、アドバンテス、東エレクの3銘柄で日経平均を1000円近く押し下げた。
前日の米国市場は、米大手金融機関のCEOらが株価調整の可能性について警告したほか、空売りで有名な著名投資家がエヌビディア株などに対する弱気ポジションを開示したことが嫌気された。東京市場もこの流れを引き継ぎ、このところ相場をけん引していたソフトバンクGやアドバンテス、東エレクが大きく下落したことが投資家心理を悪化させ、日経平均の下げ幅は2400円を超える場面があった。また、円相場が一時1ドル=152円台へと円高に振れたことも輸出採算の悪化が懸念され、自動車や機械など輸出株にも悪影響を及ぼした。
これまでAI関連企業が日経平均を大きく押し上げてきだだけに、米テック株の変調は東京市場にも悪影響を及ぼし、目先は調整色が強まる可能性がありそうだ。一方、国内企業の決算発表は本格化しているが、おおむね良好な業績動向となる企業が多いだけに、個別の業績面を手掛かりとした物色に向かわせよう。また、主力のAI関連株が急落する局面において、関連銘柄以外にも売りが波及する動きもみられており、イレギュラー的な動きに対しては、その後の修正を意識しておきたい。
<CS>
この銘柄の最新ニュース
三井物のニュース一覧- 「銅」が24位にランクイン、最高値圏への上昇で注目度高まる<注目テーマ> 2025/12/08
- 今週の【上場来高値銘柄】ダスキン、丸紅、三菱UFJなど97銘柄 2025/12/06
- [PTS]デイタイムセッション終了 15時30分以降の上昇1842銘柄・下落1066銘柄(東証終値比) 2025/12/05
- 本日の【上場来高値更新】 双日、丸紅など25銘柄 2025/12/04
- [PTS]ナイトタイムセッション17時30分時点 上昇77銘柄・下落105銘柄(東証終値比) 2025/12/04
マーケットニュース
- 東京株式(大引け)=73円高、米半導体株高に追随し続伸も上値は重い展開 (12/09)
- 日経平均9日大引け=続伸、73円高の5万655円 (12/09)
- 【これからの見通し】ドル円は上昇の流れに転じるのか、米日材料の変化に注目 (12/09)
- 決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … 学情、萩原工業、ミライアル (12月8日発表分) (12/09)
おすすめ条件でスクリーニング
三井物産の取引履歴を振り返りませんか?
三井物産の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。