日経平均は小幅反発、金利上昇が影響して上げ幅縮小
13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は81.33ドル安(-0.21%)の39431.51ドル、ナスダックは47.37ポイント高(+0.29%)の16388.24、S&P500は1.26ポイント安(-0.02%)の5221.42で取引を終了した。根強い利下げ期待に寄り付き後上昇。その後、4月NY連銀インフレ期待の上昇を受け利下げ期待が後退し相場は失速した。さらに、15日に発表が予定されている消費者物価指数(CPI)を警戒した売りも重しとなりダウは下落に転じ、終盤にかけて下げ幅を拡大。ハイテクはアップルや決算を控えているエヌビディアの上昇が下支えとなったほか、金利の低下が奏功しプラス圏を維持し、まちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったものの、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)
がしっかりだったことなどから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は上げ幅を広げ38477.68円まで上昇したが、25日移動平均線や75日移動平均線が上値抵抗線として意識され上げ幅を縮小。日本の10年債利回りが0.965%まで上昇したことも影響して、一時前日比マイナス圏に入るなど引き続き方向感に乏しい地合いとなっている。
日経平均採用銘柄では、好決算見通しと発表した古河電工<5801>が急騰したほか、今期純利益が前期比16%増になる見通しと発表し大林組<1802>が大幅高となった。また、1000億円上限の自社株買い取得枠の設定を発表したTOPPAN<7911>も買われた。このほか、メルカリ<4385>、スズキ<7269>、ヤマハ発動機<7272>、大日本印刷<7912>が上昇。
一方、決算内容が嫌気されて東ソー<4042>が売られたほか、あおぞら銀行<8304>
への出資発表した大和証G<8601>も大幅安。このほか、日産化学<4021>、中外製薬<4519>、フジクラ<5803>、三井金<5706>が売り優勢となった。
業種別では、その他製品、海運業、サービス業、陸運業、輸送用機器などが上昇した一方、証券・商品先物取引業、保険業、ゴム製品、ガラス・土石製品、石油・石炭製品などが下落した。
決算発表は本日、明日がピークとなることで、後場も引き続き取引時間中に発表される決算銘柄に関心が向かおう。12時台には、鹿島<1812>、ヨコオ<6800>、13時台には、ニッスイ<1332>、松井建設<1810>、王子HD<3861>、ADEKA<4401>、住友ファーマ<4506>、ENEOS<5020>、ツガミ<6101>、大同メタル<7245>、14時台には、INPEX<
1605>、安藤ハザマ<1719>、テクノ菱和<1965>、森永乳業<2264>、浜ゴム<5101>、ヤクルト<2267>、グンゼ<3002>、住友大阪セメント<5232>、駒井ハルテック<5915>、メニコン<7780>などが予定されている。
<AK>
この銘柄の最新ニュース
大日印のニュース一覧- 週間ランキング【業種別 騰落率】 (11月22日) 2024/11/23
- DNPとSoELaと近畿大学 産学連携で子どもたちが琵琶湖周辺の環境課題を学べるカードゲームを制作 2024/11/22
- 前場に注目すべき3つのポイント~個人投資家は中小型株に資金をシフト~ 2024/11/22
- [PTS]デイタイムセッション終了 15時30分以降の上昇1159銘柄・下落1100銘柄(東証終値比) 2024/11/21
- 「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を4年連続で受賞 2024/11/14
#日経平均株価の見通し材料 の最新ニュース
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
大日本印刷の取引履歴を振り返りませんか?
大日本印刷の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。