東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、その他製品、金属製品、精密機器、水産農林の4業種が上昇。一方、海運、輸送用機器、医薬品、保険、銀行など29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、7&iHD<3382>、HOYA<7741>、NTTデータ<9613>が堅調だった半面、ファーストリテ、TDK<6762>、KDDI<9433>、中外薬<4519>、リクルートHD<6098>が軟調だった。
前日の米国市場は、カーター元大統領の国葬で休場だったため、買い見送りムードが強まった。また、国内小売企業の決算発表が本格するなか、ファーストリテの急落が投資マインドを悪化させ、ファーストリテ1銘柄で日経平均を300円超押し下げる要因となった。米雇用統計の発表を控えていることも買い手控えムードにつながり、日経平均の下げ幅は400円を超えた。日経平均は下げ幅を縮める場面もあったものの、東京市場は3連休を控えていることも手掛けづらくさせた。
本日は昨年7月11日に最高値(42224.02円)の信用期日を迎えるだけに、来週以降、需給関係は改善していくことが予想される。今後本格化する国内主要テック企業の決算で業績の好調さを確認することができれば、出直りのきっかけになる可能性があり、目先は押し目買いスタンスで臨みたいところだ。
<CS>
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