東京株式(前引け)=続落、米株急落の余波で下値模索続く
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株急落をうけてリスク回避の動きが強まった。前日の米国株市場ではNYダウが一時500ドル近い下げをみせるなど波乱展開で、会員情報の不正利用が判明したフェイスブック株が急落してハイテク株全般の下げに波及したが、この流れが東京市場にも及んだ。電機や精密機器セクターの下げが目立つ。下値では個人投資家を中心に3月期末を目前とした配当権利取り狙いの買いなどが入り、途中下げ渋る場面もあったが、前引けにかけて再び売りの厚みが増している。
個別では任天堂<7974.T>が軟調、ファナック<6954.T>、キーエンス<6861.T>も下落した。ソフトバンクグループ<9984.T>も安い。オハラ<5218.T>が急落、アイスタイル<3660.T>、ペプチドリーム<4587.T>の下げもきつい。ヴィンクス<3784.T>、アスクル<2678.T>も大きく値を下げた。半面、日本郵政<6178.T>が高く、SBIホールディングス<8473.T>も堅調。ブイ・テクノロジー<7717.T>も買い優勢だった。魚力<7596.T>が値上がりトップに買われ、大紀アルミニウム工業所<5702.T>、ソースネクスト<4344.T>も値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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