東京株式(大引け)=129円高、米株高と円安を追い風に反発
大引けの日経平均株価は前日比129円70銭高の1万9742円98銭と反発。東証1部の売買高概算は17億2823万株、売買代金概算は2兆2226億6000万円。値上がり銘柄数は1427、対して値下がり銘柄数は466、変わらずは123銘柄だった。
きょうの東京市場は、リスクを取る動きが再燃した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が揃って4日続伸と上値追い態勢を継続、外国為替市場でも1ドル=111円80~90銭の推移で円安を好感する流れとなった。リスクオンの流れを受け米長期金利が上昇基調にあることや、OPEC総会を前に原油価格も戻り足を強めており、東京市場でも投資家心理が改善している。FOMC議事要旨の発表を控えて利益確定を急ぐ動きもあり、日経平均は朝高後、為替動向を横目に伸び悩んだものの、1万9700円近辺では買いが厚く、終盤になって上げ幅を再び拡大した。東証1部の値上がり銘柄数は1400を超え、騰落レシオは大引け時点で164%台まで上昇、過熱感が一段と高まっている。
個別では、任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし上昇、ブイ・テクノロジー<7717.T>も値を飛ばした。東京エレクトロン<8035.T>、日本電産<6594.T>も買いが優勢。エムアップ<3661.T>がストップ高に買われ、デジタルアーツ<2326.T>、オルトプラス<3672.T>、ブレインパッド<3655.T>なども大幅高。東芝<6502.T>が上昇したほか、リンクアンドモチベーション<2170.T>、イー・ガーディアン<6050.T>、メガチップス<6875.T>なども物色人気。
半面、しまむら<8227.T>が急落、明治ホールディングス<2269.T>、花王<4452.T>も軟調。タカタ<7312.T>が大幅安、明電舎<6508.T>、パーク24<4666.T>、コロプラ<3668.T>などの下げも目立った。オリエンタルランド<4661.T>が売られ、イーレックス<9517.T>、サイバーエージェント<4751.T>も下落した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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