中国・上海株が小高く始まったことなどからプラスに転じる場面もあったが、上値を追う動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比17.65円安の21566.85円となった。東証1部の売買高は11億0401万株、売買代金は1兆8954億円だった。業種別では、小売業、電気・ガス業、その他製品が下落率上位だった。一方、保険業、その他金融業、パルプ・紙が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は28%となった。
個別では、ZOZO<3092>が売買代金トップで11%を超える下落。一部証券会社のレーティング引き下げが観測されており、手仕舞い売りがかさんだようだ。その他売買代金上位では任天堂<7974>が軟調で、武田薬<4502>、ソニー<6758>、東エレク
<8035>などは小安い。レーティング引き下げ観測のエン・ジャパン<4849>や決算発表のツルハHD<3391>は大きく売られた。また、ZOZOとともに業績下方修正のメガチップス<6875>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、欧米の金融株高を引き継いで三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>といったメガバンク株がしっかり。ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小高い。レーティング引き上げ観測の日立<6501>は4%高と上げが目立ち、JDI<6740>は投資ファンドによる株式保有目的変更を受けて急伸。またファンコミ<2461>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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