【↓】日経平均 大引け| 続落、米半導体株安でリスクオフ継続 (1月9日)
日経平均株価
始値 39888.91
高値 39930.07(09:08)
安値 39385.05(13:05)
大引け 39605.09(前日比 -375.97 、 -0.94% )
売買高 18億4824万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆3226億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、米半導体株安を受けリスクオフ
2.先物主導で一時500円超える下落をみせる場面も
3.オプションSQ算出日を控え、買い手控える動き
4.取引終盤は下げ渋る展開も、売買代金は減少傾向
5.値下がり銘柄は1270あまり、全体の8割近く下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比106ドル高と3日ぶりに反発した。FOMC議事要旨で堅調な成長が続くとの見通しが示され買いが優勢となった。
東京市場では、リスクオフの地合いとなり、日経平均株価は一時500円を超える下げに見舞われた。取引終盤は下げ渋る展開となったが、値下がり銘柄数の多さが目立つ地合いとなった。
9日の東京市場は、前日の米国株市場で半導体関連株が総じて軟調だったことで、マーケットのセンチメントが弱気に傾いた。明日にオプションSQ算出を控えていることもあり、日経平均は先物主導の大口売りで一時3万9300円台まで水準を切り下げる場面があった。米政府が半導体の対中輸出規制を強化するとの観測報道も流れ、半導体セクターの主力銘柄などに売りが出たことも、全体相場を押し下げる要因となった。日銀が1月の金融政策決定会合で利上げを行うとの思惑などから、積極的に買い向かう動きはみられなかったが、取引後半は買い戻しの動きが出て日経平均は下げ幅を縮小して着地している。今晩の米国株市場が休場ということで、海外投資家の参戦が限られ売買代金はやや減少傾向。値下がり銘柄数は1270あまりに達し、プライム市場全体の78%を占めた。
個別では、売買代金トップとなったフジクラ<5803>が大きく下値を探ったほか、売買代金上位のレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>などにも売りが目立った。商船三井<9104>、日本郵船<9101>などが値を下げ、IHI<7013>、川崎重工業<7012>も安い。キーエンス<6861>も値を下げた。KLab<3656>が急落、フィックスターズ<3687>も大幅安。サイゼリヤ<7581>も大きく水準を切り下げた。
半面、売買代金上位のディスコ<6146>がしっかり、ファーストリテイリング<9983>も堅調。サンリオ<8136>が買われ、任天堂<7974>も上昇した。楽天グループ<4755>も買いが優勢だった。野村マイクロ・サイエンス<6254>が頑強、アシックス<7936>が物色人気に。タムラ製作所<6768>が値上がり率トップに買われた。ブイキューブ<3681>、ネクステージ<3186>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、中外薬 <4519>、任天堂 <7974>、NTTデータ <9613>、トレンド <4704>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約66円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、TDK <6762>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約152円。
東証33業種のうち上昇はその他製品、医薬品、不動産業の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)食料品、(2)繊維製品、(3)情報・通信業、(4)倉庫運輸関連、(5)小売業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)卸売業、(3)保険業、(4)輸送用機器、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△コーディア <190A> [東証G]
FDAによるオーファン・ドラッグ指定を材料視。
△ハニーズHD <2792> [東証P]
25年5月期売上高予想を595億円に上方修正。
△ウエルシア <3141> [東証P]
3~11月経常23%減益もサプライズ感乏しく買い戻し。
△ネクステージ <3186> [東証P]
モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げ。
△ワールド <3612> [東証P]
通期業績・配当予想を上方修正。
△レナ <4889> [東証G]
「RS5441」主成分の脱毛症向け外用薬の治験結果を好感。
△タムラ <6768> [東証P]
データセンター向け電子部品が収益押し上げに貢献。
△キューブ <7112> [東証G]
12月既存店売上高は9.7%増と2ヵ月連続プラス。
△オンワード <8016> [東証P]
12月既存店売上高7.9%増と増収続く。
△アイスペース <9348> [東証G]
15日にミッション2打ち上げへ。
▼サイゼリヤ <7581> [東証P]
9~11月期経常8%増益も売上原価率悪化し中国本土で営業減益。
▼マニー <7730> [東証P]
中国のデンタル関連低調で9~11月期は経常減益。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)タムラ <6768>、(2)ブイキューブ <3681>、(3)ネクステージ <3186>、(4)ワールド <3612>、(5)ハニーズHD <2792>、(6)GMOインタ <4784>、(7)サワイGHD <4887>、(8)Jディスプレ <6740>、(9)LTS <6560>、(10)アシックス <7936>。
値下がり率上位10傑は(1)KLab <3656>、(2)マニー <7730>、(3)Fスターズ <3687>、(4)サイゼリヤ <7581>、(5)川崎汽 <9107>、(6)セック <3741>、(7)コクサイエレ <6525>、(8)KeePer <6036>、(9)三井ハイテク <6966>、(10)日シス技術 <4323>。
【大引け】
日経平均は前日比375.97円(0.94%)安の3万9605.09円。TOPIXは前日比34.08(1.23%)安の2735.92。出来高は概算で18億4824万株。東証プライムの値上がり銘柄数は332、値下がり銘柄数は1277となった。東証グロース250指数は643.42ポイント(0.25ポイント安)。
[2025年1月9日]
株探ニュース
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