休場明けの米国市場が安かったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。
寄付きから半導体関連が弱く、日経平均は前日比マイナス圏での推移となった。下値では押し目を狙う動きが見られたものの、今晩のエヌビディア決算が様子見姿勢を強める材料として強く意識されておりTOPIXコア30銘柄は高安まちまち。プライム市場の売買代金は4.2兆円台とそれなりにできているが、盛り上がりに欠ける静かな一日となった。
大引けの日経平均は前日比101.45円安(-0.26%)の38262.16円となった。東証プライム市場の売買高は15億3549万株、売買代金は4兆2861億円だった。セクター別では、鉱業、保険業、石油・石炭製品、機械、空運業などが下落した一方、その他製品、ゴム製品、パルプ・紙、海運業、繊維製品などが上昇。東証プライム市場の値上がり銘柄は36%、対して値下がり銘柄は59%となっている。
日経平均採用銘柄では、SMC<6273>、安川電機<6506>など足元買われていた中国関連銘柄の一角が売られたほか、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>が今晩のエヌビディア決算を前に利益確定に押された。このほか、住友ファーマ<4506>、第一生命HD<8750>、DOWAホールディングス<5714>がさえない。
一方、あおぞら<8304>が引き続き来期の復配期待で反発したほか、日立造船<7004>、ニコン<7731>、古河電工<5801>、レゾナック・ホールディング<4004>が買われた。日経平均採用以外ではノジマ<7419>が自己株取得枠設定を材料に買い優勢となった。また、一部証券会社のレポートを材料に日本マイクロニクス<6871>が急騰。
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