大引けの日経平均は前日比158.39円安の30511.71円となった。東証1部の売買高は12億0572万株、売買代金は3兆1502億円だった。セクター別では不動産業や証券・商品先物取引業、金属製品などを筆頭にほぼ全面安となり、海運業のみが上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は全体の15%であった。
個別では、新株発行などを発表したタカショー<7590>、22年7月期最終利益が減益見込みとなったLink-U<4446>などが急落、上半期の低進捗率が嫌気されたエニグモ<3665>、第3四半期(5-7月)が引き続き大幅な赤字となったパーク24<4666>などと並んで値下がり率上位に並んだ。今期2度目となる業績予想の下方修正を発表したプロレド<7034>はストップ安となった。
主力どころでは、ソフトバンクG<9984>やリクルートHD<6098>、SUMCO<3436>、村田製<6981>、日本製鉄<5401>、昭和電工<4004>、HOYA<7741>、ベイカレント<6532>などが大きく下落。そのほか、三井住友<8316>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、JR西日本<9021>、東京海上<8766>なども軟調。
一方、第1四半期(5-7月)が想定以上の大幅増益となったヤーマン<6630>が一時ストップ高になるなどして値上がり率上位に踊り出たほか、好決算のブラス<2424>がストップ高。業績及び配当予想を増額修正した川西倉庫<9322>、第3四半期(5-7月)の大幅増益が好感されたギフト<9279>やMSOL<7033>も急伸した。そのほか、証券会社の格付け開始や格上げを材料に石原産業<4028>や日立造船<7004>などが買われた。
なお、値上がり率トップはサインポスト<3996>だった。
主力では、川崎汽船<9107>を筆頭に商船三井<9104>、日本郵船<9101>などの大手海運株が大幅高。レーザーテック<6920>や東エレク<8035>、アドバンテス<6857>などの半導体関連株も買い進まれた。そのほか、エムスリー<2413>や日本電産<6594>などのグロース(成長)株の一角も大幅に上昇した。 <YN>
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