大引けの日経平均は前日比391.25円高の28633.46円となった。東証1部の売買高は10億
0677万株、売買代金は2兆1930億円だった。業種別では、ゴム製品、電気・ガス業、空運業が上昇率上位だった。一方、鉱業、精密機器、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の42%、対して値下がり銘柄は54%となった。
個別では、前述のファーストリテとソフトバンクG<9984>が揃って3%の上昇となり、2銘柄で日経平均を約154円押し上げた。ファーストリテは一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたうえ、傘下のユニクロでスマートフォン決済サービスに参入すると報じられた。東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、村田製<6981>といった半導体・電子部品株も堅調。投資判断引き上げの動きが観測された太陽誘電<6976>、原発再稼働を巡る思惑から買われた東京電力HD<9501>は上げが目立った。また、貨物運搬船の引き渡しを発表した三井E&S<7003>は東証1部上昇率トップとなった。一方、エムスリー<2413>やNTT<9432>はさえない。業績上方修正を発表したGenkyDrug<9267>は材料出尽くし感から売りに押された。また、配当・優待権利落ちのタカショー<7590>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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