東京株式(前引け)=海外株高好感も買い一巡後は伸び悩む
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が総じて高かったことを受けて買いが優勢となった。政府の経済対策や日銀の追加緩和期待が底流しているほか、為替相場が1ドル=107円台に入るなどドル高円安基調にあることも主力株中心に物色資金を引き寄せた。もっとも日経平均1万6900円台に入ると上値も重くなり、中盤以降は前引けにかけ漸次上昇幅を縮小する展開となった。来週以降、3月決算企業の第1四半期決算発表が本格化することで、これを見極めたいとの思惑も働いているようだ。
個別では、前日に初押しを入れた任天堂<7974.T>が反発、為替の円安基調を背景にトヨタ自動車<7203.T>も堅調。ファーストリテイリング<9983.T>の上昇も目立つ。イマジカ・ロボット ホールディングス<6879.T>、ミツミ電機<6767.T>は一時ストップ高に買われた。イチケン<1847.T>が急動意、鉄建<1815.T>も大幅高。半面、小野薬品工業<4528.T>が値を下げ、JR東日本<9020.T>も軟調。JAC Recruitment<2124.T>が大幅安となったほか、イーレックス<9517.T>、フルキャストホールディングス<4848.T>なども下落した。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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