【↓】日経平均 大引け| 続落、FOMC無難通過も先物売りに押される (12月11日)
日経平均株価
始値 50818.39
高値 50875.98
安値 49926.27
大引け 50148.82(前日比 -453.98 、 -0.90% )
売買高 20億933万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆3942億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、朝高後下げ転換
2.決算発表の米オラクルは時間外で急落
3.FOMC無難通過はやや円高に
4.ソフトバンクG大幅安で指数押し下げ
5.先物売りで一時5万円割れも下げ渋る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比497ドル高と3日ぶりに反発した。FRBによる利下げ決定が好感され、幅広い銘柄で買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は朝高後に下げに沈む展開。決算発表後の米オラクル
米連邦準備制度理事会(FRB)は10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場のコンセンサス通り0.25%の利下げを決めた。あわせて準備金供給維持を目的に短期国債の買い入れ方針も公表。流動性相場が継続するとの思惑から同日の米主要株価3指数はそろって上昇した。米国株高を支援材料として東京市場では日経平均は上昇スタートとなったが、オラクルの25年9~11月期決算は売上高が市場予想に届かず、設備投資額が増加する見通しが示されたこともあって、同社株が時間外取引で急落。AI関連株の先高期待に水を差す格好となった。AIデータセンターの整備に向けた「スターゲート」計画で連携するソフトバンクグループ<9984>が大幅安となり、日経平均を押し下げた。米株価指数先物が時間外取引で下落し、FOMC後に為替相場がややドル安・円高方向に振れたことも日本株には重荷となった。東京市場は翌日がメジャーSQ(特別清算指数)の算出日となるが、本日後場の寄り付き後には仕掛け的な先物売りがかさみ、日経平均は一時5万円を下回った。もっとも下値を探る姿勢は限られ、終値5万円台は維持した。プライム市場の値下がり銘柄は全体の85%。東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落した。
個別では、ソフトバンクGが急落し売買代金でトップ。フジクラ<5803>やレーザーテック<6920>、サンリオ<8136>が軟調に推移し、三菱重工業<7011>と任天堂<7974>が株価水準を切り下げたほか、三井金属<5706>とJX金属<5016>が下値を探った。住友ファーマ<4506>やイオン<8267>、東京電力ホールディングス<9501>が安く、くら寿司<2695>やファーマフーズ<2929>、アイモバイル<6535>が急落。ANYCOLOR<5032>がストップ安となった。
半面、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>が値を上げ、パナソニック ホールディングス<6752>とキオクシアホールディングス<285A>が頑強。中外製薬<4519>が買われ、三井物産<8031>が新値追い。TOPPANホールディングス<7911>やテクセンドフォトマスク<429A>、マクセル<6810>が高く、ベステラ<1433>が値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、三井物 <8031>、富士フイルム <4901>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約287円。うち238円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、東エレク <8035>、TDK <6762>、ファストリ <9983>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約458円。うち288円はSBG1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)卸売業、(2)証券・商品、(3)海運業、(4)パルプ・紙、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)非鉄金属、(3)電気・ガス、(4)機械、(5)石油・石炭。
■個別材料株
△トライアル <141A> [東証G]
11月既存店は2ヵ月連続プラス。
△ベステラ <1433> [東証P]
2~10月期営業利益が前年同期比4.1倍と急拡大。
△モノタロウ <3064> [東証P]
11月売上高プラス継続。
△Gオイスター <3224> [東証G]
店舗で使える自社ポイント年2万円相当の株主優待新設。
△かっこ <4166> [東証G]
今期予想の最終赤字幅縮小とNTTデータとの業務提携を発表。
△モイ <5031> [東証G]
26年1月期経常利益は一転最高益更新へ。
△クックビズ <6558> [東証G]
「ロピア」運営会社との資本・業務提携を好感。
△マクセル <6810> [東証P]
モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を引き上げ。
△AKIBA <6840> [東証S]
メモリー高騰受け貸株市場経由で積み上がった空売りが逆回転。
△三井物 <8031> [東証P]
バリュー株シフトで全体相場に逆行。
▼エニーカラー <5032> [東証P]
8-10月期増益率鈍化で出尽くし感優勢に。
▼SBG <9984> [東証P]
SVF好調で米株高追い風もオラクル
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ソラスト <6197>、(2)KLab <3656>、(3)ベステラ <1433>、(4)サンウェルズ <9229>、(5)Bガレージ <3180>、(6)三井物 <8031>、(7)パナHD <6752>、(8)アドテスト <6857>、(9)マクセル <6810>、(10)シンクロ <3963>。
値下がり率上位10傑は(1)エニーカラー <5032>、(2)アイモバイル <6535>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)ボードルア <4413>、(5)CIJ <4826>、(6)SBG <9984>、(7)ファーマF <2929>、(8)宮越HD <6620>、(9)稀元素 <4082>、(10)ヤマタネ <9305>。
【大引け】
日経平均は前日比453.98円(0.90%)安の5万0148.82円。TOPIXは前日比31.78(0.94%)安の3357.24。出来高は概算で20億933万株。東証プライムの値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は1361となった。東証グロース250指数は653.07ポイント(14.61ポイント安)。
[2025年12月11日]
株探ニュース
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