併せて、通期の同利益を従来予想の40億円→152億円(前期は58.7億円)に3.8倍上方修正し、一転して2.6倍増益見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比88.0%増の115億円に拡大する計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は39.2億円の黒字(前年同期は17.2億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.3%→6.1%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期連結累計期間は、米国において多額の政府予算を背景に公共安全市場の需要が堅調であることに加え、米国でのプレゼンスの拡大につながる新製品トライバンド対応無線機の導入を2023年1月に予定しており受注獲得が進んでいること、全世界的な危機管理への機運の高まりにより無線機需要が拡大していることなどによって、パブリックサービス分野の無線システム事業が想定以上に好調に推移したことなどから、全社で期初の想定を大幅に上回る実績となりました。 第3四半期連結会計期間以降については、引き続き堅調な市況を背景に、無線システム事業が大型案件受注効果も発現することなどから期初計画を大きく上回る見込みです。また、モビリティ&テレマティクスサービス分野もOEM事業における生産回復などにより期初予想どおりの利益が見込まれることなどから、全社の売上収益、コア営業利益は期初の想定を上回る見込みです。 さらに、営業利益以下の段階損益については、本日別途開示しました「固定資産の譲渡に関するお知らせ」のとおり、第3四半期連結会計期間に固定資産の譲渡益(約96億円)の計上を見込むことから、上記のとおり2023年3月期通期連結業績予想を修正いたします。 なお、今回修正予想の営業利益以下の段階損益は、2008年の経営統合以降における最高益となります。
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