日経平均株価
始値 27633.96
高値 27952.80(11:22)
安値 27633.96(09:00)
大引け 27901.01(前日比 +326.58 、 +1.18% )
売買高 11億2588万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆9321億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は326円高と3日ぶり急反発、2万7900円台に上昇
2.前日のNYダウは、利上げペース減速期待で183ドル高と堅調
3.米株高を受け、東京市場も半導体関連などハイテク株中心に高い
4.東エレクやアドテスト、ファストリなど値がさ株が値を上げる
5.INPEXや石油資源、ENEOSは原油価格下落で売られる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比183ドル高と続伸した。週間新規失業保険申請件数の増加を受け、FRBの利上げ長期化への過度な懸念が和らいだことで買いが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに急反発。半導体関連など主力ハイテク株に買いが入り2万7900円台に上昇した。
前日の米株式市場は、新規失業保険申請件数が増加し利上げペース減速に向けた期待が浮上したことを受け、NYダウが上昇した。中国でのゼロコロナ規制の緩和に向けた動きも好感された。この流れを受けた、この日の東京市場も買い先行の動きとなった。半導体関連など値がさ株が上昇し、日経平均を押し上げた。ただ、今晩に米11月卸売物価指数(PPI)の発表が予定されていることから、買い一巡後は様子見姿勢が強まり、高値圏での一進一退となった。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>もしっかり。ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>が堅調で、トヨタ自動車<7203>やダイキン工業<6367>が値を上げた。三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>、三井物産<8031>など商社株が買われた。
半面、エーザイ<4523>や第一三共<4568>が軟調。原油価格の下落を受けINPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>が値を下げた。積水ハウス<1928>は、第3四半期の決算は増益だったものの材料出尽くし感から売りが膨らみ値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約131円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523>、積水ハウス <1928>、スズキ <7269>、第一三共 <4568>、ヤマハ発 <7272>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約10円。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)精密機器、(3)電気機器、(4)非鉄金属、(5)機械。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)鉱業、(2)空運業、(3)石油石炭製品、(4)建設業。
■個別材料株
△キューブシス <2335> [東証P]
野村総研 <4307> [東証P]と資本・業務提携。
△トレファク <3093> [東証P]
11月既存店売上高は15ヵ月連続で前年実績を上回る。
△Bガレージ <3180> [東証P]
10月中間期最終益は計画下振れも悪材料出尽くし。
△コーセーRE <3246> [東証S]
販売順調で23年1月期業績予想を上方修正。
△RSテクノ <3445> [東証P]
22年12月期業績及び配当予想を上方修正。
△Appier <4180> [東証G]
12月15日付で東証プライムへ市場変更。
△ステラファ <4888> [東証G]
米製薬企業と医薬品開発で契約締結を材料視。
△フジクラ <5803> [東証P]
光配信ソリューションビジネスの成長性などに期待。
△イマジカG <6879> [東証P]
NTT <9432> [東証P]とリアル・サイバー融合空間の表現・演出技法に関する共同検討へ。
△シルバライフ <9262> [東証P]
第1四半期営業利益は3.1倍。
▼住石HD <1514> [東証S]
東証が信用規制の強化を実施。
▼トミタ電機 <6898> [東証S]
8-10月期(3Q)経常は74%減益。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)シルバライフ <9262>、(2)Jテック・C <3446>、(3)日電波 <6779>、(4)F&LC <3563>、(5)共和電 <6853>、(6)トレファク <3093>、(7)アイスタイル <3660>、(8)キューブシス <2335>、(9)A&Dホロン <7745>、(10)コムチュア <3844>。
値下がり率上位10傑は(1)LTS <6560>、(2)ラウンドワン <4680>、(3)コシダカHD <2157>、(4)富山第一銀 <7184>、(5)アルトナー <2163>、(6)青山商 <8219>、(7)アイル <3854>、(8)アイモバイル <6535>、(9)日医工 <4541>、(10)MTI <9438>。
【大引け】
日経平均は前日比326.58円(1.18%)高の2万7901.01円。TOPIXは前日比20.06(1.03%)高の1961.56。出来高は概算で11億2588万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1387、値下がり銘柄数は372となった。東証マザーズ指数は787.03ポイント(12.32ポイント高)。
[2022年12月9日]
株探ニュース
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