日経平均;26866.62;-483.68TOPIX;1888.49;-34.42
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比483.68円安の26866.62円と、前引け(26803.34円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は26780円~26910円のレンジで強もみ合い。ドル・円は1ドル=123.60-70円と朝方からと20銭ほど円高・ドル安水準での動き。アジア市況では中国市場及び香港市場ともに軟調。香港ハンセン指数は寄り付き直後はプラスだったものの、間もなくして下落に転じている。前日に発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(3月開催分)にて改めてインフレ退治に躍起に取り組もうとする連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢が窺え、金融引き締め懸念が強まるなか、日経平均は引き続き軟調に推移。中国でのロックダウン(都市封鎖)延長による供給網混乱などを背景に景気減速懸念も強まっており、ハイテク・グロース(成長)
株だけでなく、景気敏感株も総じて下落が目立っている。一方、前場のTOPIX(東証株価指数)の下落率がちょうど2%だったことで、日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑が下支え要因として効いているもよう。ただ、寄り付き直後はもみ合い継続で、下げ幅の縮小は限定的だ。
セクターでは鉱業、電気機器、非鉄金属を筆頭にほぼ全面安。医薬品のみが上昇となっている。東証プライム市場の売買代金上位ではレーザーテック<6920>、ホンダ<7267>、東エレク<8035>、日立<6501>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>などが大幅に下落。日本郵船<9101>や三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、OLC<4661>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>なども軟調。一方、武田薬<4502>、7&I-HD<3382>、アステラス製薬<4503>、第一三共<4568>などのディフェンシブセクターが堅調。
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