東京株式(大引け)=387円高、米株高と円高一服を受け切り返し急
大引けの日経平均株価は前日比387円82銭高の2万3486円11銭と7日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は18億1656万株、売買代金概算は3兆5134億4000万円。値上がり銘柄数は1789、対して値下がり銘柄数は238、変わらずは35銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要3指数が揃って上昇したことや、為替が1ドル=109円台前半と円高が一服したことなどを背景に、目先リスクオフの巻き戻しが入った。日経平均株価は前日までの6日間で1000円を超える下げをみせていたこともあり、値ごろ感からの買いが入りやすい環境にあった。四半期決算の本格化を背景に、好調な企業業績を拠りどころとして主力株などを中心に広範囲に買い戻された。特に銀行や医薬品など内需株や、石油関連株などに物色の矛先が向いている。東証1部全体の87%を占める1800近い銘柄が上昇、売買代金も3兆5000億円超と前日に続き高水準だった。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが高く、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>、ファナック<6954.T>なども買い優勢。東邦チタニウム<5727.T>が急騰、黒崎播磨<5352.T>、オルトプラス<3672.T>などが値幅制限いっぱいに買われ、富士フイルムホールディングス<4901.T>も物色人気に。日本ライフライン<7575.T>、バリューコマース<2491.T>なども値を飛ばした。住友精密工業<6355.T>、EIZO<6737.T>も上昇した。
半面、富士通<6702.T>が大きく売られ、日東電工<6988.T>も値を下げた。セイコーエプソン<6724.T>の下げも大きい。スクロール<8005.T>、オプトラン<6235.T>が急落、FPG<7148.T>、エイジア<2352.T>なども大幅安となった。JVCケンウッド<6632.T>、住石ホールディングス<1514.T>が安く、江崎グリコ<2206.T>への売りも目立った。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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