日経平均株価
始値 23813.59
高値 23824.85(09:00)
安値 23782.87(15:00)
大引け 23782.87(前日比 -47.71 、 -0.20% )
売買高 7億7659万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆0992億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、記録的な薄商いのなか利食いに押される展開
2.手掛かり材料難で海外投資家の参戦少なく、狭いゾーンでのもみ合いに終始
3.主力株をはじめ総見送りだが、先物を絡めて下値を売り込む動きもみられず
4.業種別では33業種中値上がりは医薬品のみ、個別も7割以上の銘柄が下落
5.東証1部の売買代金は1兆円強で、2012年12月以来約7年ぶりの低水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは36ドル安と4日ぶりに反落した。午後1時までの短縮取引で市場参加者は少なく、前日まで連日で過去最高値を更新していたこともあって利益確定売りに押された。
東京市場では、記録的な薄商いのなか買いが見送られ日経平均株価は弱含みで推移した。ただ、下値を売り込む動きもみられなかった。
25日の東京市場は、目先高値警戒感がくすぶるなか、前日の米国株市場でNYダウが上昇一服となったこともあって利益確定の売りが優勢。政治経済面から株価に影響するようなニュースに乏しく、手掛かり材料難。株式需給面でもクリスマス休暇に伴い参戦する海外投資家が少なく、全般閑散商状が極まるなかで日経平均は小口の利益確定売りに軟調な展開を強いられた。ただ、先物を絡め売りを仕掛けるような動きもみられず、下値抵抗力も発揮した。東証1部の売買代金は終日ベースで1兆円強と記録的な閑散商状。これは2012年12月12日以来、約7年ぶりの低水準だった。ボラティリティも低下し、日経平均の日中の値幅は41円強にとどまった。東証1部全体の7割以上の銘柄が下げ、業種別では33業種中、値上がりは医薬品のみだった。
個別では、トヨタ自動車<7203>が売りに押され、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。小糸製作所<7276>が売られた。日本通信<9424>は商い活況も売りに押され、前場にストップ高に買われたボルテージ<3639>も後場に利食われ安くなった。石川製作所<6208>が急落したほか、千趣会<8165>、しまむら<8227>なども大きく値を下げた。スギホールディングス<7649>も下値を探った。
半面、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が堅調、レーザーテック<6920>も売り物をこなし上昇した。エーザイ<4523>も値を上げた。サムコ<6387>がストップ高で値上がり率トップに買われ、ストライク<6196>も値幅制限上限まで上値を伸ばした。ベネフィットジャパン<3934>が値を飛ばし、タツモ<6266>も物色人気。セレス<3696>、第一精工<6640>なども大きく水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、TDK <6762> 、ファストリ <9983> 、第一三共 <4568> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約20円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファミマ <8028> 、東エレク <8035> 、トヨタ <7203> 、スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約19円。
東証33業種のうち上昇は医薬品のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)情報・通信業、(2)保険業、(3)その他製品、(4)電気機器、(5)精密機器。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉄鋼、(2)パルプ・紙、(3)水産・農林業、(4)繊維製品、(5)小売業。
■個別材料株
△手間いらず <2477> [東証M]
グローバル・ダイナミックパッケージ・プラットフォームと連携。
△ネットイヤー <3622> [東証M]
グループ会社がブロックチェーン技術を持つALISと協業へ。
△アクロディア <3823> [東証2]
カンボジアでビンゴカジノ場の運営開始へ。
△川口化 <4361> [東証2]
前期経常を25%上方修正。
△ブライトパス <4594> [東証M]
免疫賦活化剤の研究開発開始に伴う契約締結。
△ストライク <6196>
9-11月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地。
△サムコ <6387>
東海東京調査センターが目標株価2600円で新規カバレッジ。
△ツナグGHD <6551>
仕事と介護の両立支援クラウド運営企業と販売委託契約を締結。
△ニューテック <6734> [JQ]
今期経常を一転18%増益に上方修正・18期ぶり最高益更新へ。
△ピアラ <7044> [東証M]
Premier Google Partnerに認定で高い。
▼Jディスプレ <6740>
100億円の過大計上の可能性を発表。
▼しまむら <8227>
今期経常を25%下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サムコ <6387> 、(2)ストライク <6196> 、(3)ランド <8918> 、(4)ベネフィJ <3934> 、(5)ツナグGHD <6551> 、(6)M&Aキャピ <6080> 、(7)日本MDM <7600> 、(8)タツモ <6266> 、(9)システムサポ <4396> 、(10)マルマエ <6264> 。
値下がり率上位10傑は(1)石川製 <6208> 、(2)ピックルス <2925> 、(3)MSOL <7033> 、(4)千趣会 <8165> 、(5)しまむら <8227> 、(6)Jディスプレ <6740> 、(7)スギHD <7649> 、(8)すてきナイス <8089> 、(9)日本通信 <9424> 、(10)日シス技術 <4323> 。
【大引け】
日経平均は前日比47.71円(0.20%)安の2万3782.87円。TOPIXは前日比6.80(0.39%)安の1721.42。出来高は概算で7億7659万株。東証1部の値上がり銘柄数は469、値下がり銘柄数は1594となった。日経ジャスダック平均は3787.31円(18.57円高)。
[2019年12月25日]
株探ニュース
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