【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、金利上昇でリスク回避の売り優勢 (1月6日)
日経平均株価
始値 39945.42
高値 39993.50(09:07)
安値 39232.78(13:09)
大引け 39307.05(前日比 -587.49 、 -1.47% )
売買高 20億1845万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4817億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、寄り後は下値模索一辺倒
2.日米の金利上昇を警戒、幅広い銘柄に売り圧力
3.日経平均は先物絡め660円あまり急落する場面も
4.値下がり銘柄数が1200超、全体の76%のが下落
5.売買代金は4.4兆円台と昨年12月20日以来の水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比339ドル高と5日ぶりに反発した。前日までの下落を受けハイテク株を中心に買い戻しが優勢となった。
年明けの東京市場では、東京株式市場はリスク回避ムードの強い地合いで、日経平均株価は大きく下値を試す波乱含みの展開となった。下げ幅は一時600円を超えた。大発会は3年連続の下落となっている。
6日の東京市場は、朝方こそ日経平均がプラス圏でスタートしたが、その後は急速に値を消し、更に次第安の展開で下げ幅も大きくなった。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大幅に切り返す動きを見せたものの、昨年12月下旬から調整色を強めていたこともあり自律反発と捉えられ、東京市場でも米株市場の変調を横目に買い気が盛り上がらなかった。米株市場では長期金利上昇に伴い株式の相対的な割高感が意識されやすく、利益確定の動きが表面化している。東京市場でも新発10年債利回りが1.1%台に上昇するなど、金利上昇に対する警戒感が相場の重荷となっている。日経平均は一時660円あまり水準を切り下げる場面もあった。プライム市場の値下がり銘柄数は1200を上回り全体の76%を占めている。売買代金は4兆4000億円台で昨年12月20日以来の水準に膨らんだ。
個別では、トヨタ自動車<7203>が軟調。IHI<7013>が大幅安に売られ、川崎重工業<7012>も軟調だった。ファーストリテイリング<9983>の下げも目立つ。ディー・エヌ・エー<2432>が売りを浴び、ソニーグループ<6758>も冴えない。GMOインターネット<4784>、宮越ホールディングス<6620>が急落、フルサト・マルカホールディングス<7128>も大きく値を下げた。Sansan<4443>、ラクスル<4384>、三井E&S<7003>なども下値を探る展開に。
半面、売買代金トップとなったディスコ<6146>、売買代金2位のアドバンテスト<6857>が高いほか、三菱重工業<7011>やフジクラ<5803>も商いを伴い堅調。ホンダ<7267>も買いが優勢だった。野村マイクロ・サイエンス<6254>はストップ高に買われ値上がり率トップとなった。古河電気工業<5801>の上げ足も目立つ。ジェイテックコーポレーション<3446>が値を飛ばし、TOWA<6315>も急騰。ミガロホールディングス<5535>も大きく水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、スズキ <7269>、SBG <9984>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約75円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、TDK <6762>、KDDI <9433>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約326円。うち202円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)石油石炭製品、(4)銀行業、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)小売業、(3)サービス業、(4)その他製品、(5)食料品。
■個別材料株
△共同PR <2436> [東証S]
今月政権発足のトランプ関連として人気集中。
△あみやき <2753> [東証P]
第3四半期も大幅増益基調が継続へ。
△ファンデリー <3137> [東証G]
株主優待制度の導入を好感。
△東海染 <3577> [東証S]
株主優待制度を拡充。
△FFRI <3692> [東証G]
大手銀へのサイバー攻撃続くなか対策関連株として脚光。
△リベルタ <4935> [東証S]
「フリーズテック」期待で物色人気化。
△アスタリスク <6522> [東証G]
独自の二次元コード「AsCode」を開発したと発表。
△フロンティM <7038> [東証P]
ホビーリンク・ジャパンの株式取得を材料視。
△スズキ <7269> [東証P]
マルチ・スズキの販売好調を材料視。
△スカイマーク <9204> [東証G]
双日 <2768> 議決権の5.00%を取得へ。
▼アサヒ <2502> [東証P]
米国でのアルコール飲料のがんリスク警告に向けた勧告を嫌気。
▼GMOインタ <4784> [東証P]
直近急上昇の反動。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)野村マイクロ <6254>、(2)Jテック・C <3446>、(3)TOWA <6315>、(4)ミガロHD <5535>、(5)フロンティM <7038>、(6)テラスカイ <3915>、(7)あみやき <2753>、(8)三井松島HD <1518>、(9)牧野フ <6135>、(10)セック <3741>。
値下がり率上位10傑は(1)GMOインタ <4784>、(2)宮越HD <6620>、(3)フルマルHD <7128>、(4)ナガワ <9663>、(5)ディーエヌエ <2432>、(6)アバントG <3836>、(7)Sansan <4443>、(8)ラクスル <4384>、(9)日東工器 <6151>、(10)三井E&S <7003>。
【大引け】
日経平均は前日比587.49円(1.47%)安の3万9307.05円。TOPIXは前日比28.54(1.02%)安の2756.38。出来高は概算で20億1845万株。東証プライムの値上がり銘柄数は357、値下がり銘柄数は1243となった。東証グロース250指数は634.71ポイント(9.47ポイント安)。
[2025年1月6日]
株探ニュース
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