大引けの日経平均は前週末比96.26円高の20133.73円となった。東証1部の売買高は12億1082万株、売買代金は2兆0037億円だった。業種別では、鉱業、水産・農林業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、空運業、繊維製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は39%となった。
個別では、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>がしっかり。三井住友<8316>は前期の増配が評価されて3%超上昇し、NTT<9432>は今期増配計画を受けて4%近く上昇した。エムスリー<2413>は商いを伴って10%超上昇したが、4月度業績の好調ぶりが買い材料視されたようだ。新型コロナのPCR検査試薬を発売と報じられたタカラバイオ<4974>は13%の上昇。また、オプティム<3694>などがストップ高水準で取引を終えた。一方、ソニー<6758>や任天堂<7974>が軟調。米中摩擦への懸念から東エレク<8035>などの半導体関連株が売られ、SCREEN<7735>は13%超下落。村田製<6981>などの電子部品株も下げが目立った。決算発表銘柄では日本郵政<6178>やゆうちょ銀行<7182>が急落。民事再生手続き開始のレナウン<3606>は売り気配のままストップ安比例配分となった。
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