東京株式(大引け)=54円安、韓国株安など背景に利食い優勢
大引けの日経平均株価は前週末比54円86銭安の2万2495円99銭と反落。東証1部の売買高概算は13億7234万株、売買代金概算は2兆4323億2000万円。値上がり銘柄数は945、対して値下がり銘柄数は999、変わらずは94銘柄だった。
前週末に米国株市場で主要指数が揃って上昇し、ナスダック指数とS&P500指数は史上最高値を更新したことなどを受け、きょうの東京市場も朝方は買い優勢で始まった。しかし日経平均は100円を超える上昇をみせた後は上値が重くなり、利益確定売りを誘発して開始約30分後にはマイナス圏に沈む展開に。為替が取引時間中に円高方向に振れたことや、韓国株が大きく下げるなどアジア株市場が総じて軟調な展開となり、これが投資家心理を冷やした。もっともマザーズ指数や日経ジャスダックが高かったことにも反映されているように、中小型株には値を飛ばすものも多く、値下がり銘柄数が多かったとはいえ、値上がり銘柄数との差は50あまりと拮抗している。
個別では東京エレクトロン<8035.T>、SUMCO<3436.T>、SMC<6273.T>などが売られ、村田製作所<6981.T>、日本電産<6594.T>も冴えない。TYK<5363.T>が大きく値を下げ、イソライト工業<5358.T>、ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>、シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687.T>も大幅安となった。カーリットホールディングス<4275.T>も朝高後、利益確定売りに安くなり、アサヒホールディングス<5857.T>、トーセイ<8923.T>も値を下げた。
半面、任天堂<7974.T>が群を抜く売買代金をこなして1000円を超える上昇、ソニー<6758.T>、安川電機<6506.T>も堅調。ファーストリテイリング<9983.T>も買いが優勢だった。ニッカトー<5367.T>、アジアパイルホールディングス<5288.T>がストップ高に買われ、フィックスターズ<3687.T>も値を飛ばした。愛眼<9854.T>、古野電気<6814.T>も大きく上昇した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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