【↑】日経平均 大引け| 反発、半導体関連が買われ高値引け (5月27日)
日経平均株価
始値 38766.21
高値 38900.02(15:00)
安値 38667.93(10:07)
大引け 38900.02(前日比 +253.91 、 +0.66% )
売買高 13億7756万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3847億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、後場に買い直され高値引けに
2.前週末の米株市場ではハイテク中心に上値指向
3.ナスダック指数とSOX指数最高値で追い風吹く
4.今晩の米株市場は休場、海外投資家の動き鈍い
5.半導体株が牽引するも売買代金は今年最低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比4ドル高と3日ぶりに小反発した。米インフレ圧力に対する懸念の緩和でハイテク株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、前週末の米国株市場でハイテク株中心に買われた地合いを引き継ぎリスク選好の地合いとなった。日経平均株価は途中伸び悩む場面もあったが、後場に買い直され高値引けとなった。
27日の東京市場は、朝方から半導体関連などを中心に買いが優勢。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が最高値を更新したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値に買われており、東京市場でもこれに追随して半導体関連を中心に物色意欲が旺盛だった。前場は上値の重い展開で、個別株も前引け時点では値下がり銘柄数が値上がりをわずかに上回っていたが、後場に入ると切り返す銘柄が多くなり、大引けは全体の65%の銘柄が高くなった。日本時間今晩の米国株市場がメモリアルデーで休場ということもあって、海外投資家の動きが鈍く、全体売買代金は盛り上がりを欠いた。プライム市場の売買代金は3兆3000億円台で今年に入ってからは最低水準となっている。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>、同2位のディスコ<6146>、同3位のソシオネクスト<6526>と半導体主力株が揃って上昇。ルネサスエレクトロニクス<6723>も活況高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクもしっかり。日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株も上昇した。日立製作所<6501>が高く、富士電機<6504>も物色人気。ミガロホールディングス<5535>、ブイ・テクノロジー<7717>などが値を飛ばし、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も大幅高に買われた。
半面、東京エレクトロン<8035>が冴えず、TOWA<6315>が利食われた。東京電力ホールディングス<9501>、ニデック<6594>も軟調。ダイキン工業<6367>が売りに押された。コーエーテクモホールディングス<3635>が大幅安、ストライク<6196>、グッドコムアセット<3475>などの下げも目立つ。サイバーエージェント<4751>も下値を探る展開に。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約122円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ダイキン <6367>、NTTデータ <9613>、コナミG <9766>、ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約54円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は水産・農林業、倉庫運輸関連の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)保険業、(2)海運業、(3)非鉄金属、(4)電気・ガス業、(5)石油石炭製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)サービス業、(4)金属製品、(5)ガラス土石製品。
■個別材料株
△Vコマース <2491> [東証P]
24年12月期配当予想を増額修正。
△ブロドリーフ <3673> [東証P]
光通信による買い増しで思惑働く。
△Kudan <4425> [東証G]
NASAの月面探査ソリューション開発を支援。
△クオリプス <4894> [東証G]
次世代再生医療分野で活躍期待高まる。
△トリプルアイ <5026> [東証G]
自動車向け機械・ITシステム開発会社を子会社化。
△大阪チタ <5726> [東証P]
スポンジチタン生産能力拡充方針で見直し買い。
△アスタリスク <6522> [東証G]
顔認証やバーコードリーダー関連の新製品発表を材料視。
△電子材料 <6855> [東証S]
TSMC向け需要獲得への期待で上値追い再開。
△東京通信G <7359> [東証G]
投資先が手掛けるアイドルプロジェクトの施策発表。
△関西電 <9503> [東証P]
保有原発の安定稼働見込まれ物色人気加速。
▼タカショー <7590> [東証S]
第1四半期減収・営業赤字転落を嫌気。
▼オプティマス <9268> [東証S]
公募増資実施による希薄化を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ミガロHD <5535>、(2)Vテク <7717>、(3)インフォコム <4348>、(4)大阪チタ <5726>、(5)Vコマース <2491>、(6)ホットランド <3196>、(7)ダイコク電 <6430>、(8)フコク <5185>、(9)タムロン <7740>、(10)邦チタ <5727>。
値下がり率上位10傑は(1)コーテクHD <3635>、(2)ストライク <6196>、(3)グッドコムA <3475>、(4)オークネット <3964>、(5)オイシックス <3182>、(6)ミマキエンジ <6638>、(7)LINK&M <2170>、(8)サイバー <4751>、(9)ネクステージ <3186>、(10)アカツキ <3932>。
【大引け】
日経平均は前日比253.91円(0.66%)高の3万8900.02円。TOPIXは前日比23.82(0.87%)高の2766.36。出来高は概算で13億7756万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1072、値下がり銘柄数は521となった。東証グロース250指数は613.54ポイント(5.40ポイント高)。
[2024年5月27日]
株探ニュース
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